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僕………です。2
【学園物 官能小説】

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僕たち……です。-1





「先生!一緒に来てください!」



突然、息を荒くした生徒が職員室に駆け込んできた。

顔面蒼白とはまさにこんな顔。

一体何があるというのだろう。

私はその部員と共に、急いで校舎一階にある掲示板へと向かった。

掲示板の前には人だかりが出来ていて前に進めない。



「あなたたち、何してるの!!」



声を上げると生徒たちは一斉にこちらを見て、道をあけた。

その先の掲示板中央には


《国体2位、部活後も脚が全開!!》


という校内新聞が貼ってあった。



「なんなのよ、これ・・・。誰がこんなこと!」



ビリッ

その内容と写真に怒りが溢れ、勢いよく校内新聞を剥ぎ取った。

ぐしゃぐしゃ丸め、ポケットにしまう。



「朝練来たら、みんな騒いでて。急いで先生に知らせにきました」



周りを見渡すと不幸中の幸いなのか、全員朝早く来た新体操部の生徒だった。

どうにかこの騒ぎを落ち着かせないと。

その後、生徒たちにこのことは口外しないように口止めしたが、広がるのは時間の問題だろう。



一体誰が・・・



ーーーカシャ


その音に背筋が凍る。

音の方に振り向くと目が合った。

にやりと不気味に笑う

やはり彼の仕業か・・・

見た目は違えど、あの眼光鋭い眼差しは、彼に間違いなかった。

正体不明の我が校生徒。

彼が形原にちょっかい出しているのは気づいていた。

誰の依頼だろう?

確か形原は嶋という生徒会副会長をしている生徒と付き合っていた気がする。

嶋は女性関係であまり良い噂を聞く生徒ではなく、私は一躍有名になった形原を心配していた。

しかし私は何もしなかった。

恋愛など本人たちの自由であるし、新体操の表現にも役立つとも思ったから。

形原が付き合い始めてからしばらくして、形原の写真を取り始めた生徒が現れた。

はじめは広報の生徒がまだ形原を追いかけていると思っていたが、どうも様子がおかしい。

彼はストーカーのように形原をつけ回していた。

これはやはり嶋の依頼だったのだろうか?

形原は明らかに彼を怖がっていたが、私は見て見ぬ振りをした。

なぜなら・・・


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