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Queen Celes
【二次創作 官能小説】

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Perfume-1

※※※※※※※※※※※※※※※※※



――――――ザラ・・・ザラ・・・ズニュ



「ァ・・・・・んはっ!!」



下腹部の茂みをかき分けながら進んでくる肉の塊の先端が、蜜を湛えて潤っている“薔薇”の入り口に入ってきた時、

フィガロ王国王妃セリスは目を見開き胸元を弓なりに反らし、その喘ぎを空中に向けて吐き出していた。



(それにしても・・・・・・)



両足を覆う黒いタイツ以外に何も身にまとわず、その白く引き締まった肢体を外気に曝しながらセリスは思う。



(まさか、こんなことに、なるなんて・・・・・)



この日の始まりには全く予想すらしていなかった展開の中、セリスの脳裏を今までの1日の流れが鮮明に甦ってくる。



―――――ズ、ニュ・・・ニュ・・・・・



まるで焦らすかのようにじわりじわりと自らの中を進んでくる肉棒にその都度反応する自身の身体。

押し寄せてくる快感に身を震わせながら、途切れがちになりそうな記憶を何とかつなぎ止めようとするセリスの鼻腔を独特の甘い香りが擽る。




そう、“薔薇”特有の甘い香りが―――――――




※※※※※※※※※※※※※※※※※




「―――――――申し訳ございません。生憎旦那様は夕方までお戻りになりません。郊外の別荘で富豪のご友人達と集まりがありまして・・・何か伝言がございましたら、お戻りの際お伝えしておきますが」



「・・・・いいえ、大丈夫。こちらもただ時間が空いたので挨拶代わりに寄っただけですから」



「さようでございますか・・・・」




傍目から見ても済まなさそうな表情を浮かべて頭を下げる執事を前に、
セリスは気づかれないようにため息を1つついた。




――――――――富豪の街ジドール




――――――――アウザー2世の屋敷前




前日の夕方、非公式に富豪の街ジドール入りしていたセリス。
この日の朝方、国王の代理たるフィガロ王妃という立場でフィガロ王国において過去に功績のあった王国関係者への勲章授与と懇談の為に訪れていた。

対象者が老齢だったこともあり、あえてフィガロ城に呼ぶことなく自ら出向く形をとったのだった。

本行事の特性や山積する他国務の状況、そして息抜きを望むセリス自身の要望を踏まえ、国王代理たる王妃の来訪となったわけだ。

あくまで非公式だったこともあり、今回は街をあげての歓迎行事は行われておらず(というか、アウザー含め街の有力者にも情報が伝えられていなかったが)、セリスとしても堅苦しくない形での来訪となったわけだが、一方でこれまでのセリスの非公式な行動とは明らかに違う点があった。


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