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惨酷メカ:バーチャル・カプリコン、と芋掘りレジスタンス村娘(ケータイSF愚弄小説・18禁) ※第一部完結?※
【SF 官能小説】

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晒し台とナイフ凌辱-1

1
 捕獲された盗賊ゲリラたちが、村の支配する縄張りテリトリーの真ん中くらいで晒し者にされている。位置的に敵による奪還や万一の逃亡も難しく、しかも見物するにも比較的に安全である。
 これが村の名物「絞首縄つき晒し台」だった。
 裸同然のゲリラ男どもの顔や身体がアザだらけになっているのは、村人たちから焼きを入れられたからだ。村人たちからすれば自分たちが危険に晒されて被害を受けているわけで、身内や知人が殺されたり暴行や拉致の犠牲になった者も少なかった。
 横一列に五六人ほど並ばされ、首には絞首縄。もしも眠ったり力尽きて立っていられなくなれば、それで首吊りになる案配だった。しかも手は後ろ手に縛られているだけでなくて、太糸で縫い合わされていた。両足首を短い棒きれに結ばれて釘付け、蹴り飛ばすどころか、開放されても逃げるのは難しいだろう。
 見物にきた村人たちから投石や罵倒の雨あられ。棒きれや拳骨で殴ったり、焼きごてで烙印を押したり。ナイフや鞭で痛めつけ、生きたままで肉や肝を切り取ることまである。
 もちろん、殺すまで苛め抜くのだ。
 それによって見せしめや威嚇になり、「うちの村に手を出すとこうなるぞ!」と、不埒な盗賊ゲリラどもによくわかる教育をしてやる。奇麗事が通じないのだから、手っ取り早いし合理的な処置だろう。
 女たちの間では、罵倒や打擲で虐待して「晒し者の死刑囚を泣かせたら勝ち」という遊び(ラクリマと呼ばれる)が行われているのだが、それは彼女たちの復讐であり心理セラピーであり、また慣れて緊急時に恐怖でパニックにならない訓練でもある。常に警戒と用心は必要だったけれど、「恐ろしい敵もしょせんこんなものだ」とわかっていれば、必要以上の恐れを持たず冷静になれる。
 そして中には、こういう死に定まった囚人を言葉責めしながら棒きれでなぶり突っついて、射精させてしまう猛者までいる(デス・セーメと呼ばれる)。こんな死亡必至の状況で生理反応する男の浅ましさを皆で笑う。この上級者向けのゲームで、実はセラは達人で、棒きれではなくナイフを使う第一人者の一人だった。


2
「ひっ! か、勘弁してくれ」

 既に半泣きになった、「晒し台に立たされたゲリラ男」たちの前で、セラが革のケースから鈍く光るナイフを抜く。金髪のショートが照り映えて、まだ十代のくせにさながらヴァリキリーの戦女神の風格、生まれと環境からくる人生経験と潜った修羅場が違うのか。
 見物人・懲罰参加者たちは息を詰めて見守っている。
 とっくに身ぐるみ剥がされて裸に近い男から、股間の一枚がナイフで器用に剥ぎ取られる。冷たい刃物の横腹で、恐怖に萎びたペニスと陰嚢が玩ぶように軽く持ち上げられた。

「ふーん、だらしがない「パパ」。こんなので、何人、何十人くらい苛めてきたの?」

 どこか甘えた、戯れるような口調だった。ナイフの腹で亀首をなぞって戦慄させる。そんなことをしつつ、セラは今日はまだ一滴の血も流していない。もっとも、冷ややな眼差しの彼女の気分一つで一巻の終わりだが。

「とりあえず、おっきくしようか?」

 鋭い切っ先の横で、ツンッと玉巾着を揺らす。
 冷酷でサディスティックな微笑みの美少女が。


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