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女子体育大学 年下の先輩
【SM 官能小説】

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担任教官紹介-1

 優子は高校生の頃の記憶が蘇ってきた。『遠藤麗子・・・テニス部の1年後輩だ』優子の高校のテニス部はそれほど強豪ではなかったが当時のテニスブームもあって全体で100人を超える部員が在籍した。
強豪校ではないため猛烈に厳しいわけではなかったが体育会系のクラブとしてそれなりの上下関係があった。
 新入生だった麗子達1年生の教育係として数人の2年生が輪番で指導に当たっていたころ、優子も厳しく1年生に指導したことが数回あった。その中に一際可憐で可愛い遠藤麗子がいた事を思い出した。
特段、厳しく接したわけではないが、腕立て伏せを命じて、尻をラケットでぶったり、ユニフォームのポロシャツやスコート、靴下の洗濯を命じた事を思い出した。まれに、アンダースコートやスポーツブラ、下着のパンツの洗濯を命じた事もあったかもしれない。1年生達は部活終了後、先輩のユニフォームの洗濯を手で一生懸命洗っているのを、ジュースを飲みながら指示していた事を思い出した。
体育会系のクラブ活動でごく一般的な行為であったが彼女は覚えているのか不安を覚えた。
後輩が教官で自分はこの厳しい体育大学の新入生。又、すでに入部が決まっている剣道部の顧問になるなんてなんて不運なのかと人生を呪った。
同級生のめぐみも高校生の頃、ここの剣道部主将の津田睦に相当厳しく接していたようだが、まさか、自分も同じ境遇になるなんて、、、
優子のテニス部は大所帯であったので、自分の記憶など麗子には残っていないと、信じたかった。
ホームルームではクラス全員の自己紹介が行われている。
順番に、出身地、出身高校、部活動、表彰内容を話している。さすが体育大学の新入生。輝かしい記録を持っている子も多く、
多くの拍手をもらっていた。
優子の順番となったが、優子はあえて出身高校については語らず、社会人経験であること。年齢が29歳であること、
を淡々と語った。麗子が自分の事を気づかなければいいのにと願いながら。
話し終えて優子は麗子の方を見た時『キラリと目の奥が輝いた』のを読み取った。
麗子は『29歳ね。私の1年先輩だね。厳しくなるわよ。がんばってね』とコメントをくれたが、『わたしの1年先輩ね』を強調して発言したことを受け、気づかれていると悟った。
自己紹介が終了して、麗子が島内案内する話している。
『みんな、今日は11時から入部の手続きがあるので2時間弱だけど島内散歩にいくわよ』
麗子の後を40名の新入生達はブルマにタンクトップ、へそを出した姿で麗子の後に続いた。
かっこよくジャージを着こなしさっそうと襟を立てた
麗子はまるで日本代表のアスリートのように決まっている。自分たち恰好が校内ではまだ我慢できるが、
町を散歩するとなると恥ずかしさで俯きながら麗子の後に続いた。
この島に来てからすぐに入寮して、寮内と大学しか行ったことがない。小さな島ではあるが、約2700人の島民が住んでいる。
そのうちY女子大学の学生(1年生から4年生プラス修士の学生)と教職員が700人程度である。
小さな町で数件のお店もあるが決して賑わっているわけではなく、すれ違うのはほとんどが老人で優子達の恰好を見ても
見慣れている様子で驚きもせずに微笑みながら会釈してくれる。本当に平和な島だ。
この島には、県立の小学・中学一貫校と更に県立の高等学校がある。
麗子が『この町の中高生達も大学の部活に参加しに来るのよ。
きちんと指導してあげてね』『1年生の間は中高生達に指導されることもあるかもね』と意味深なことを話している。
町を抜けるときれいな白い石肌の小さな山が見えた。麗子は『あれがこの島名物の石山よ。昔は石灰を採取していたけど、
今は無人みたいね。少し急だけど登ってみましょう。』ハイキングコースとは程遠い急こう配の細い道が頂上へと続いている。
麗子はさっさと登っていくが、急こう配でほとんどの1年生が息が上がりゆっくりとした足取りになっている。
麗子は立ち止まり、後方に向かって『ぐずぐずしない。走りなさい』と叫んでいる。1年生達は必死に先を急いだ。
麗子は『しっかりしなさい。みんな、これから毎日部活動でここを走らされるわよ。
一か月もすればみんな走って登れるようになると思うけど』と励ましとも、脅しともとれる言葉をかけている。
登山道の木の脇には乗馬鞭や竹刀が立て掛けられており、麗子がそれを手に取り
『ぐずぐずしてたら上級生にこれで打たれちゃうよ』とポーズを取った。
1年生達は寮内で何度も先輩から鞭打たており、それは冗談ではなく、本当に叩かれるとすぐに納得した。
又、本来は度を越したしごき行為は暴力事件であるが、学校もそれを容認していることに絶望感を覚えた。
いよいよ、頂上付近に到着した。そこは、少し広めのグランドのようになっている。
おそらく、ここでも新入生達は厳しいシゴキをうけることが想像できた。
麗子は大きな木の裏に置いてあったセメント袋を見つけ、中を確認した。その中には、
大型犬用の首輪、猛獣調教用の一本鞭、何故かバレーボールの選手が膝につけるサポータなどが入っていた。
新入生達もそれをのぞき込んでいた時、麗子が『まだ、こんなシゴキもやっているんだ』と呟いた。
その目は自分がこの大学に入学した頃を思い出しているようだった。
優子達はそこで何が行われていたか想像もできず不安な思いいっぱいな状況であった。
全員、一気に石山を駆け下りて、まだ涼しい4月であったが全員汗だくでタンクトップもブルマもびっしょり汗で濡れていた。
さすが麗子は汗一つかかず、涼しい表情で、『学校までランニングでもどるわよ』と走り出した。
1年生達も震える足で麗子に続いた。
大学にもどり階段教室に入った。他の2クラスの80名は既に着席している。隣のクラスの娘達はどこを見学していていたのか
全身砂まみれで着席していた。優子達体育学科も慌てて着席した。


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