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ドッペルゲンガーの恋人/過去からの彼女(官能オカルト連作短編)
【幼馴染 官能小説】

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その愛は座薬-6

7
「立って。イイコトしてあげる」

 二人で立ち上がり、そのまま抱きついて浴室と壁に圧しつけてやる。冷たく硬いタイルと柔らかで温かいビキニの女体にサンドイッチされて、少年は目を白黒させていた。
 ゆっくりと唇を重ねてキスを奪ってやる。およそ色事の経験のない莉亜の方が腹を括ったためなのか、かえって堂々とリードするようだった。たった一歳か二歳とはいえ年上である意識も、どことなくお姉さんぶった余裕の態度の理由だろうか。
 莉亜の手がリョウの猛々しいモノを下から掬うように捕捉する。

「さっきは一人でイッちゃって、寂しかったでしょ? でも今度はここのところで、ちゃんとキモチよくさせてあげる。安心なさいって」

 アッと言う間もなく、指で広げたクロッチの裾からビキニパンティの中に滑り込ませてしまう。熱くぬかるんでいる胡蝶の裏のお花園に滑り込み、腫れあがったペニスの頭が女肌と陰部とぬめった布地で挟み込まれ包まれてしまう。

「挿れるのはダメだけど、私のパンツの中で出しちゃっていいよ」

 ちょうど勃起した姫豆が勝負を挑むように裏筋をくすぐってくる。未開通の姫割れ媚肉で挟んでくるのだから、童貞男としてはたまらないだろう。

「このまま一緒に、擦りっこして、二人でキモチよくなろ?」

 莉亜は頬を紅くして鼻息も荒く、鬼気迫る女の顔でリョウに迫る。

(ああ、リョウ君のがパンツの中で動いてる! うふっ、ビクって跳ねて)

 手でパンツの上から押さえつけてコントロールしながら、トロトロあふれ出す愛情液の泥沼に、愛くるしい童貞君のヤンチャな大蛇を玩弄して存分にのたうたせる。
 そんなことをやっていたら、莉亜だってただの自分の指での自慰なんかよりもずっと感じてしまうのは覚悟の上。これは姫小豆クリと蛇頭ペニスをぶつけ合う相撲勝負みたいなもので、同時に最高の悦楽を共有できたら勝ち。もつれあう土俵は莉亜の濡れ火照ったビキニパンティの裏舞台で、ピンクの清浄な姫貝はとっくに淫らな蜜汁で蕩けきっている。

(ああ、きもちいい、アソコに当たってるし、毛にまで擦れて)

 しかも彼により縋った莉亜の後姿、そのビキニのお尻が淫靡な動作に合わせて揺れ動く扇情的な鏡像が、リョウには対面する反対の壁の鏡を通じて丸見えだ。
 もっとも彼女は卑猥な遊びに熱中してそこまで気がつかないようだった。一度など「くふっ」と呟いて動きを止めたけれども、おそらく小さな絶頂に見舞われたのだろう。
 それにリョウだって、平常心であるには程遠い。

(まさかこんなことをされるだなんて!)

 完膚なきまでに想像を超えている。女の粘膜だけでなく濡れた繁みの感触も凄い。
 期待していたごく普通の童貞卒業だの、フェラや手コキをまじえた濃厚なペッティングとは一味も二味も違っている。やるせなく甘美な熱波の中心は莉亜の濡れた秘園から。
 じきに異常に発熱してきて、どうしようもなくなってしまう。

「莉亜、さん」

「いいよ、出しなよ。私のクリにぶっかけたら?」

「うっ!」

 リョウは顔を顰めて吐精する。
 熱い精液が莉亜のパンティの中で溢れた。むず痒い快感電気が二人の脳天まで駆け抜ける。濃い粘液が愛液とも混ざりながら、潤んで悦にヒクついた姫貝を生臭い白濁に浸していく。布地から染み出し、クロッチの脇から零れ流れ、莉亜の手指までを汚していく。
 莉亜はウットリと目を細めてプルッとヒップを奮わせた。
 まるで「精力」とやらが、牝の亀裂から全身に染み透ってくるようだった。

「ああ、ううぅ、うぅん」

 自覚するのが遅れたけれども、莉亜は全身を浸し押し寄せる、まるで温かい海の大波のようなゆったりとしたオーガズムの浸潤に貫かれている。南国の海水浴などよりも、きっとずっと心地良い法悦感で、ポォーと頭の中が真っ白になったようだった。

(あ、莉亜さん?)

 もたれかかり抱きとめられた莉亜は、忘我のエクスタシーに溺れたあまり、締りのなくなった泌尿器から小水を噴き出させてしまう。漏れ出した尿はリョウの亀頭を直で洗い流し、パンティ内に溜まった精液と一緒に莉亜の悩ましい内腿を滝のように流れ落ちていた。


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