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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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肉人形の悔恨-1


『へ…へへッ……ね、ねえ楽しかったあ?元アイドルが六人掛かりで輪姦されちゃって、可哀想で興奮しちゃうよねえ』


佐藤は興奮に声を上擦らせながら頬を膨らませて笑い、椅子に座らされたままの美桜の顔と突き合わせた。


「ふッ…お"ぐ…ッ…も"ごッ」


目の前の美桜の顔はブルブルと震えている。
引き攣ったように眉毛はつり上がり、ギョロッと見開かれた瞳は瞬きすらせずに真っ直ぐに睨み据えてきている。
もしもこの瞬間に拘束を解いたなら、きっと自分は真っ先に殺される……そんな《凄み》を佐藤はひしひしと感じていた。


『あ……カメラマンがいっぱい来ちゃった。せっかくだからさ、改めて美桜ちゃんの紹介……』

「お"も"〜〜〜〜〜ッ!」


美桜は目の前の男だけを睨み続けて叫んだ。

自分が何者で何処に住み、何の仕事をしているか等の個人情報をばら撒いた上で強姦し、その動画を撮る……吐き気しかしないその悪虐な《生業》の、その餌食としようとしている。

あの時、腕一本で捻り上げられた貧弱な男が、徒党を組まねば何一つ出来ない弱っちい卑怯者が、偉そうな態度をとりながら迫ってきている。


(……殺してやる…ッ……殺してやるぅッ!)


田名部麻友にした事≠ヘ、死んでも忘れない。
そして、それと同じ事をしようとしているこのちっぽけなダニ野郎を、先ずは殺さなければ気が済まない。

ギンッ!と眼光鋭く睨む瞳から流れ落ちる涙は、己れの恐怖心からきたものではない。
田名部麻友の無念を我が事として胸に抱き、その哀しみを悼んで溢れてくる思いの発露だ。



『ねえカメラマンさん、この顔撮ってくださいよ。本気でマジギレしてますよ、怖い怖いぃ』


戯ける佐藤を睨み続けている美桜の視線を遮るように、鈴木はカメラを構えたまま割って入った。
邪魔者に対しても美桜は凄んで睨みつけ、その凄まじい形相は真正面から捉えられる。
鈴木は思わず口元を弛め、そして鼻で軽く笑った。

この顔は我々≠ノ憎悪を激らせている証だ。
レイプDVDの製造・販売をしている者と、その商品を喜んで購入する者とを区別せず、全て殲滅してやろうという意志に満ち満ちている。


(麻友も助けられないテメェに何が出来るってんだ?まあ、お手並み拝見といくか……)


カメラを構えた伊藤が迫れば伊藤を睨み、そして高橋がカメラを向けて迫れば高橋を睨む。
〈撮影〉という屈辱を浴びせるのは許さないと態度で明確に示す美桜の横に並んだ佐藤は、鼻穴が見えるくらいまでストッキングを捲り上げ、カメラ目線のツーショットでファインダーに収まった。


『エヘヘッ……今から姦っちゃいま〜す』

「ッッッ!!!」


完全に口元が見える状態の佐藤の顔は、美桜から見た横顔でもその表情≠ヘハッキリと読み取れた。

恐怖心など微塵もない。
とにかく楽しくて面白くて、如何にして性欲を満たしながら見映えの良い動画を作ろうかと考えているのがありありと感じられる。

首輪に手首を繋げられた美桜が苦し紛れに放つ肘打ちを余裕の表情で眺め、強制的なM字開脚をまじまじと視姦してくる。
本物の殺意を有りっ丈に込めた眼光すらも、その微笑みを壊せない……。


『へへッ……この美味しそうな食材≠ヘ斉藤美桜ちゃん。1999年10月8日生まれの22才。〇〇生命に勤めてて、田名部麻友に保険の話しをしに来て拉致られちゃいましたあ』

「ふ〜ッ…ふ〜ッ……」


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