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偽装結婚
【義父/義母 官能小説】

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パーティー-1

専属シェフの使用人、3名が、簡単で手軽な料理との三太の注文に、どう見ても、ホテルの
立食パーティーでは出そうもない、料理を次から次に作り、立食用の台へ、料理を並べていった。
コンロを一台設置し、その場で注文を受けてから作る、デザートだと準備していた。

信子は屋敷の人間の準備する、手際の良さに関心していた。
屋敷で同じようなイベントが多く、慣れているのだろう。

「三太さまやはり、みなさん準備に慣れていらっしゃいますね?」
「そうだろ(笑)」
「ええ」
「しかし今日は、自分達が主役だからね(笑)動きも良くなるはずだ(笑)」
「なるほど」

酒に関しても、高級ワインが並び冷やされた高級シャンパンも何本か準備されていた。
「あッそうだ、渚か曜子、忘れずに美樹と大悟も読んで来てくれよ」
「ハイ三太坊ちゃま」
信子が誰?という顔をしたので三太は

「あぁぁ美樹とは三上の嫁で大悟は独り息子、まだ2歳だけどね(笑)」
「屋敷に来る途中に白い家があったでしょ?」
「あれが三上家族の家」
「そうなのですね(笑)」
「その向かいの建物が使用人達の家、寮かな?」
なるほどあの建物は、関係者の家だったんだと信子は説明されて、やっと納得がいった。

「そうすると、パーティーも意外と大勢になるのですね(笑)」
「使用人たちの息抜きが目的のパーティーだから15名近くは使用人で集まるから20数名じゃない?」
「結構お屋敷には使用人の方がいらっしゃるのですね?」
「シェフにメイドに庭師に運転手、あぁぁ警備室に警備もいるからやはりそれ位になるね」
普通の家庭は、使用人などいないのだが、当の信子も秘書だ私設秘書だの他人の出入りの多い
屋敷育ちだ、特別驚きはしないのだが、三太の家のスケールが大きくてケタ違いな事に
少し、驚いているのだ。

子供を抱えて、若い奥さまが顔を出した。
「三太くん久しぶり」
「やぁ美樹、大悟久しぶりだなぁ〜大悟が段々三上に似て来ている(笑)」
「三太くんは全然変わらないね(笑)」
「美樹だって可愛いままだろ(笑)」
「へえ〜もぅママだよ(笑)」
「ママでも美樹は可愛いよ」
「ありがとう嬉しい(笑)」
二人の会話は、信子には秘書の妻との会話だと思えなかった。

「信子紹介するよ、三上の嫁の美樹だ」
「美樹、僕の秘書の山本信子」
「三太くんの彼女さんですかぁ(笑)」
「ハイ」
「やはりそうなんだ(笑)」
「どうしてそう思われたのですか?」
「三太くん学生時代から年上女性好きだから(笑)」
「学生時代?」
「私、三太くんと中学からの同級生なんです(笑)」
「父も重工だし、関係は結構あるんですよ」
「そうなんですね(笑)」
「私は結構三太さん気に入っていたのですが、三太さんは西条の奥さまに夢中で(笑)」
「今日は典子も来ているぞ(笑)」
「私が西条の奥さまにご挨拶何て恐れ多いわ(笑)」
「後で紹介してやるよ(笑)」
美樹さんを観ていると三太さまが昔から変わらない人だという事が良く判った。


「そろそろ準備もよさそうだね?」
「誰かオヤジを呼んできてよ」
「私が行きましょう三太さん」
奥さまの紀香が、総帥を呼びに書斎へ向かった。

三上がドアを開け、総帥と奥さまがリビングに登場すると、部屋の雰囲気が一気に緊張し、
使用人全員が、「お疲れ様です総帥」と挨拶した。

「みんなぁ〜挨拶はそこまで(笑)今日は無礼講のパーティーだから注意して(笑)」
「グラスを持ったら、主賓の乾杯の挨拶ね、オヤジよろしく(笑)」
総帥をオヤジ呼ばわりする三太に一瞬凍る全体。
「みんなお疲れ様、今日は普段世話になって居るみんなの為のパーテイーだ(笑)」
「ゆっくり飲んで食べてくれ」
「ハイ」
「それとココで皆にも一番に報告をしておこう」
「三太が、重工と西条出資の会社で社長として腕を振るってもらう事になった」
全員が祝い拍手した。
「それを祝うパーティーである事も付け加えておく」
「三太の船出とみんなの慰労を兼ねて乾杯」
「乾杯」
全員がグラスを軽く上げ、注がれたシャンパンに口を着けた。
屋敷内が拍手で包まれた。

パーティーは最初の雰囲気とは違い、和やかで笑顔の絶えないパーティーだった。

特に総帥の機嫌が良く、典子と紀香を両端に座らせ、真ん中で私の夢だったとご機嫌だった。

三上も大悟を抱え、顔がニヤケた状態だった。
三太にその顔を使用人にも見せていろと、言われてメイド達からその笑顔は、違った意味で
怖いと、嫌がられていた。

シェフの作るクレープ生地にフルーツと生クリームや、アプリコットジャムを塗ったクレープが
人気でメイド達や使用人は後半は、それを次から次に注文していた。

昼過ぎから始まったパーティーは、4時間ほど盛り上がり夜7時前には片付けを終了した。

典子は紀香の部屋で姉妹で寝るという事になり、三太は信子を自分の部屋へ案内した。



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