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偽装結婚
【義父/義母 官能小説】

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笑顔-2

オヤジが、もう一人の主役、典子はどうした?と質問した。
「典子は今、かぁさんと久しぶりの再会を喜んで、リビングです(笑)」
「そうか(笑)なら少し、二人にしておくか(笑)」
「なら、オヤジに今後の事で、1つ質問です」
「お前の質問なら、当然ビジネスだな(笑)」
「涼太兄さんは、病院の方はどうなのですか?」
「医師としてか?経営者としてか?」
「ウチや西条両方と付き合いはあるな」
「やはり、両社とも食い込んでいる分野なのですね」
「ウチは比較的大型機器の扱い中心だな、西条はメスや注射器、検査キッドなど消耗品がメインだ」
「なるほど一応のすみ分けは出来ているのですね?」
「当然、お互いがライバルだから重複する仕事も多いぞ(笑)」
「ハイ経費に関してもね(笑)」
「統合を考えているのか?」
「まぁ両社が出資の会社ですからね、まずは両社の経費の削減のお手伝いですかね(笑)」
「そうか(笑)」
「将来的に私がまとめて面倒見ても良いですけどね」
「集まった人間の、実力を見極める準備運動ですね」
「そうか、準備運動か(笑)」

総帥は、鋭い眼光は消え、本当に楽しそうに三太さまと話をしていた。

「オヤジ、典子とは難しい話ナシに対等に全て折半で話を決めて下さいよ」
「典子も連れて行きますから」
「典子が私とビジネスの話は嫌がるだろ(笑)」
「ええそうです(笑)」
「判っているよ」
「信子ッ典子をココへ呼んできてくれオヤジが話がある」
「ハイ本部長」

信子は書斎を出て、リビングに典子を呼びに行った。

典子が楽しそうに話している、こちらの雰囲気も悪くない。
「会長、お願いします」
信子が典子に声を掛けた、
「姉さん総帥の所へ行ってきます」
「今日は泊まるのでしょ?」
「ええそのつもりです(笑)」
「なら、また後で(笑)」

信子は典子を連れ、書斎へ向かう。
「姉妹だったのですね(笑)」
「驚いた?(笑)」
「とても驚きました」
「あぁぁ今度はビジネスかぁ」
「問題ないと思います」
「そう?」
「ハイ」

ドアをノックし、「お連れしました」と信子が声を掛けた。
「入ってくれ」
ドアを開けると、会長が笑顔で入室し、「お久しぶりです総帥(笑)」挨拶した。
「おお典子だ(笑)相変わらず可愛いな」
総帥は嬉しそうに会長をハグして迎えた。

「典子は一段と色気が増して、可愛らしくなった」
「おばさんになっただけですよ(笑)」
「三太に毎日可愛がってもらっているんだろ?」
「それは間違いありませんが(笑)」
「そうか(笑)良い、良い(笑)」
「ビジネスのお話と伺いましたが?」
「ああそうだな、西条とは対等の50%・50%出資の会社を作る、典子が行くなら、ウチからも一人、
社長クラスを移動させる」
「ハイ」
「細かな作業は三上にさせるから、信子が連絡係になってくれ」
「ハイ判りました」
「以上だ(笑)」
あまりにもあっけない。連絡事項を聞かされただけで話は、終了した。

「典子も今日は泊まっていくのだろ?」
「ハイ総帥」
「オヤジ今日は、使用人も含めて身内だけのパーティーをする予定です」
「それは楽しそうで良いな(笑)」
「当然身内だけなのです、無礼講ですよ(笑)」
「それは楽しみだ(笑)」
「パーティーの準備が出来たら、呼びに来るから待っていて下さい」
「戻るなら三上を呼んでくれるか」
「判った」
「典子、信子、パーティーでな(笑)」
「ハイ」

典子は終始ご機嫌だった、総帥を意外と感じていた。
「総帥はご機嫌でしたね?」
「それは典子に会えたからだろ」
「あんなに笑顔とは驚きました」
「僕には普段のオヤジに見えたけどね(笑)」
「そうですか(笑)」

リビングに戻ると、紀香と三上がソファーで話していた、
「あら?随分と早いお帰りね?」
「総帥とは世間話と報告だけだった(笑)」
「典子と難しい話はしないでしょ(笑)」
「先ほど三太さまが、会社の方向性を話されていましたので、それでご納得なのかと思います」
「みんなぁ〜今日はパーティーだと聞いているよね?」
「準備は済んでいるのかなぁ?」
「いいえ、まだ何も皆には、話しておりません」
三上が話した。

「三上、今日の重要なテーマはパーティーだよ、雑談程度で済む会社設立、話と同じに
考えてもらったら困るよ(笑)」
「申し訳ありません三太さま」
三上が顔を引きつらせ、立ち上がり頭を下げた。
「あぁぁパーティーの指示は僕が出すから三上は雑用の指示をオヤジから聞いてきて(笑)」
「はぁ?」
「総帥が三上さんをお呼びなのです(笑)」
信子がフォローするように三上に耳打ちした。

「みんな今日のパーティーは、身内だけの無礼講だからね、料理も気取らない手軽に
食べられる料理だよ(笑)全員参加が義務だからね(笑)料理は、この辺に並べて、飲み物も並べて、
後はご自由にやって下さいと言う、スタイルだよ(笑)分かったかな?」
使用人全員が、笑顔で返事した。

「あぁぁ後、言い忘れていたけど、このパーティーを一番楽しみにしているのは、オヤジだよ(笑)」
三太の激に、全体が一層明るくなったのは、言うまでもない。

普段静かなお屋敷が、来賓もないのに、笑顔の絶えないお屋敷に変わっていた。

「さぁ典子も信子もかぁさんもパーティーは全員参加と言ったはずだよ(笑)」
三人の手を取り、「当然準備もだよ(笑)、さぁ手伝ってぇ(笑)」
「ハイハイ判りました(笑)三太さん」
紀香も笑顔で、みんなを手伝った。


みんなを笑顔にさせる、雰囲気作りが上手なのが、三太の魅力の一つなのだろうと信子は思った。




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