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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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深夜のオフィスで (3)-1

 私の妻ゆきは、夫の私には言えない秘密をいくつか抱えている。

 もちろん人妻といえどもひとりの大人の女性である。パートナーへの秘密のひとつやふたつ、あってもおかしくない。むしろあるのが普通なのかもしれないし、まして性に関することであればなおさらである。

 ゆきの場合、まず彼女は恋人時代からオナニーする習慣のある女だった。本人は今でも隠し続けているつもりらしいが、実は私自身は、彼女の可愛らしくも間抜けな失態により、付き合って早々オナニーの事実を把握していた。
 その日早く仕事が終わった私は、渡されていた合鍵でゆきの部屋に立ち寄り彼女の帰宅を待っていた。今夜セックスする流れになったとき少しでも長持ちするよう一発抜いておこうかと、ゆきのベッドで寝具に顔を埋め美人OLの甘い体臭を堪能していたのだが、そのとき何かが手にごつんと当たった。固く冷たい感触である。毛布をめくると「それ」が姿をあらわした。
 社会人二年目、まだまだ初々しさの残る職場の華「ゆきちゃん」の花の香り漂う部屋にはまったくそぐわぬ、黒光りする使用済みバイブ。恥ずかしながら性玩具の実物をはじめて目にした私は、最初マッサージ機の類かと軽い気持ちで手にとり、ぐるりと見回してようやく気がついた。ひょっとしてこれは――。
 想像だにしていなかったあまりのグロテスクさと巨大さにうろたえる。おまけによく見るとカピカピに乾いた愛液やオリモノらしきネバネバの粘着物が二本の縮れ毛とともに付着している。鼻を近づけると、つんと酸っぱい臭いがした。前の晩使用したまま寝てしまい、片付けも忘れて出社したのだろうか。職場ではいつも清楚で愛らしい笑顔の「ゆきちゃん」が、巨大バイブをズコバコ膣に抜き挿ししている姿をいやでも想像してしまう。まったく現実味がない。セックスに関しては私と同様、知識も経験も控えめだと信じていた恋人の意外な一面に私は大きな衝撃を受け、次の瞬間には使用済みバイブの生臭い淫臭をおかずに、あっという間に果てていた。

 無論、自慰行為の秘密など可愛いものである。妻は男性経験でも私に言えないことが多い。

 元恋人のFとは、女子大生時代から三年間にわたり、贅沢なデートやプレゼントの見返りとして半ば性奴隷のようにして若い身体のすべてを捧げ肉体奉仕する関係を三年間続けていた。しかもFによれば付き合い始めた時点ですでにフェラチオのテクニックは相当なもので、シックスナインも当然のようにこなしていたというから、前の彼氏にいろいろ仕込まれたのは間違いない。
 そのうえFの目を盗んで参加した合コンでは、初めて会う男にお持ち帰りされたあげくにセックスフレンド扱いされ、しばらく二股交際――当時私に想いを寄せてくれていたことも含めればある意味三股である――を継続していた。
 同期の華子や真由のように「いかにもな女子」ならともかく、ゆきのように見た目も言動も清楚で慎ましげな女性が、実は裏ではさまざまな男と奔放な性行為を楽しんでいたという事実に私は今でも苦しめられている。

 Zともそう。彼とは、いったんは「もう会わない」と約束し関係を断ち切ったはずだが、わずか二ヶ月後には私に黙ってデートしラブホテルで行為に及んだ。何よりデート前からZ用のコンドームを用意していた妻の行動がショックだった。その後も私に隠れてこそこそ逢瀬を重ねたあげく、Z宅での浮気セックス真っ最中の現場を私に抑えられるという最低最悪の「不倫バレ」をするのだが、問い詰めた私に対しなおも不貞行為の回数を大幅にごまかし、今に至るまで真実は秘したままである。

 まだある。前述のFとはつい最近偶然にも再会したのだが、その翌日、「同僚との飲み会」と嘘をついて彼と食事デートを楽しみ、そのままホテルで肉体の旧交まで温めてしまうという呆れるばかりの股の緩さを見せている。その後、セックス専用ランジェリーを着用させられてのデートで私と何度も約束したはずのアナルヴァージンをあっさりFに捧げ、さらにはあろうことか行きずりの男にまで屋外で肛門を掘られ中出しされるという言語道断の裏切り行為を犯す。
 夫がいまだ使用したことのない妻の肛門は、その後Zにも使われすでに三人の男たちの使用済み中古淫穴となってしまった。

 一事が万事この調子で小狡い女なのだが、それでも婚姻関係を継続してさえいれば職場のすべての男がオナニーのおかずに使うレベルの人妻OLと毎日タダでセックスができる。見た目だけは清楚で慎まやかな美人妻が私のチンポを咥え、尻の匂いを嗅がれ恥じらう姿を毎日拝めるのだから我慢する価値はある――というのは無論強がりで、要するに私はこの女を今でも愛しているし、信じられないことにこの女も私のことを愛してくれているようだ。
 片や夫に隠れこそこそいろいろな男とセックスしている不倫妻、片や妻の身体を他人に差し出す寝取られマゾ夫。周囲からはやれ理想の夫婦だの、いつまでも若く可愛らしい奥さんだの、まじめで誠実そうな旦那さんだの言われることも少なくない私たちだが、一皮むけばとんでもない変態夫婦なのだ。

 今夜も妻は、また別の男――最近仲のいい職場の後輩男子――と肉体関係を結んで帰ってきた。


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