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ワンメイク!
【スポーツ 官能小説】

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決勝G女子50m平泳ぎ-1

ベテランの山本華莉奈が予選トップになったこの種目。100m平泳ぎ優勝の高橋ともえが出ていないし、予選で自己ベストに肉薄したのは華莉奈だけということで負けられない。100mでは8位ギリギリで予選を通過した香里奈は選手紹介で真っ先に呼び出されたが、50mはトップで予選を通過したので最後にプールサイドに姿を見せた。黄色いLサイズの水着からは乳首はもちろんFカップのバストも浮かび上がっている。
華莉奈に対するのは1年生ながら8月のインターハイで100m・200mの平泳ぎ2冠の春原夏菜ら高校生4人、8月のジュニアオリンピックカップと9月の国体で夏菜を破った中学3年生の出渕紗也香ら中学生2人、この大会で100m3位の葛西なほみ。26歳のなほみを除けば、10歳以上年下の選手を華莉奈は相手にすることになる。

3レーンに夏菜、4レーンに華莉奈、5レーンに紗也香、6レーンになほみと並ぶ。
反応良く飛び出したのは華莉奈。浮かび上がってすぐに先頭に出た。
それについていくのは紗也香だ。中学3年生ながらLサイズの黄色い水着を身につけて力強い泳ぎを見せる。同じLサイズの水着を着ている夏菜は25mあたりで徐々に離される。
華莉奈のスピードはまだ落ちないどころか上がってきている。普段ならこれで突き放せるはずだが、紗也香がまだついている。残り5mで華莉奈がリードをわずかに広げるが紗也香は食い下がる。最後は華莉奈が僅差で勝負を制した。しかも自己ベストを更新した。
最後まで食い下がった紗也香は2位で、予選とは比べものにならないくらいの好タイムは自己ベストどころか中学新記録になった。

レース直後の場内アナウンスでそのことを知らされても信じられない表情をしていた沙也香はレース後会見でも驚きを隠せなかった。
「予選の時は全然だめだったのに決勝でこんなにタイム上げられたなんて信じられないです。予選の時に下半身に力が入りすぎてキックが空回りした感じがしたので、決勝ではなるべく力まないように心がけました。それが良かったと思います。山本さんにあこがれて平泳ぎを選んだので一緒に泳げただけでもうれしいのに、こんな結果まで残せたのはすごいと思います」
話をしているうちに笑顔があふれる紗也香。Lサイズの水着を着るほどの中学生離れしたEカップのナイスバディは水に濡れて透けているようだが誇らしくも見えた。
「100mでも出渕さんと一緒でも(紗也香は決勝で5位)その時はあまり印象に残らなかったんですけど、ここまで粘れるとは思っていませんでした。水着に慣れたので自分の泳ぎは完全に取り戻せたと思います」
殊の外淡々と振り返る華莉奈だが、紗也香が華莉奈にあこがれて平泳ぎを選んだとコメントしたことを伝えると
「長くやっているとこういう子が出てくるんですね。理屈抜きでうれしいです。でも、泳ぎとかトレーニングは見習ってもいいですけど、見習っちゃいけないところもあるって伝えておいてくださいね(19歳の時に手ブラヌード、23歳の時にヘアヌードと全裸水泳の写真を週刊誌に披露し世間を騒がせたことを指していると思われる)」
と冗談めかしつつも感激していた。


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