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セフレの作り方
【熟女/人妻 官能小説】

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女経営者美和-1

 
『ごめんなさい。急にトラブルが発生しちゃって。今日は行けそうにないの。この埋め合わせは必ずするから許して』
 
 涼子からのラインを受け取ったのは待ち合わせの駅に着いたところだった。普段は秋葉の部屋に来ている涼子だが、久しぶりに外で食事をしてから部屋に行きたいと涼子が言ったので、お互いの通勤ルートから離れた場所にあるターミナル駅の近くを待ち合わせ場所にしていた。
 
 涼子に返事をした後、秋葉はこれからどうするかと思い、駅前をぶらぶらと歩いていく。週末の金曜日ということもあり人がそれなりに多い駅前から繁華街をウロウロしていると1件の居酒屋を見つけて中に入っていく。
 
 既に殆ど席が埋まっていた居酒屋で1人だと言うと、カウンターに案内された。カウンターも1人客が座っていて、丁度開いていた椅子を勧められてそこに座る。
 
 座った左側は男性の二人組が座っていてビールを飲みながら話に夢中になっている右側には1人飲みらしい女性客が座ってスマホを弄っていた。その女性客の前には料理が2品ほどとチューハイのグラスが置いてある。
 
 隣の女性をチラっと見てから席についてメニューを見て何品が注文すると、先に運ばれてきたビールをグイっと飲み
 
「旨い」
 
 思わず呟いてグラスをテーブルに置いてお通しに箸を伸ばす。
 
 料理も来てビールからチューハイに変えた秋葉が酒を飲みながらつまみを食べていると、
 
「おひとりでよく来られるんですか?」
 
 声がする右側を見ると、女性が秋葉に顔を向けて話かけてきた。
 
 肩までの軽いウェーブの掛かった髪、 紺色のフォーマルなスーツの中は薄いピンクのブラウス。大きく盛り上がっている胸はスーツの合わせ目から見ても分る程で、膝上のタイトスカートを穿いた女。清楚というよりは妖艶な雰囲気を持っている。
 
 女性の姿、顔をチラっと見た秋葉は
 
「待ち合わせだったんですが、相手が急用で来られなくなっちゃいましてね。ブラブラ
してたらここの看板を見つけたのでフラッと入ってきたんですよ。そちらは?」
 
「この駅に直結しているホテルであったセレモニーに出席してたんです。終わってから殆どの人は2軒目に行ったんですけど、私は大勢の人といるのが苦手なので逃げてきちゃったんです、でも家に帰っても1人だし。そうしたら丁度ここの看板が見えたので入ってみました」
 
(1人ってことは独身か…上品そうだから人妻かと思っていたが)
 
「じゃあ1人者同士で飲みますか」
 
 グラスを合わせてお酒を飲み、料理を追加で注文する。
 
 話をしている内にお互いに簡単な自己紹介をしていた。隣にいる女性は西条美和といい、結婚しているが子供は無し。旦那は海外赴任中。年齢はぼかしているがもうすぐ三十路って言っているから28,9なんだろう。
 
 秋葉は自分がバツイチだということ、ここじゃない大きな大きなターミナル駅を始発駅にしている私鉄沿線に住んでいる事等を話ししていた
 
 暫くするとお互いにお酒も進んで会話に垣根がなくなってきた。ある程度会話が進んできたところで、美和の方から
 
「出来たらお名刺を頂けませんか?」
 
 そう言うので名刺を1枚差し出すと、
 
「ありがとうございます」
 
 そう言って自分の名刺を秋葉に渡してきた。それを見ると
 
『女性専用エステサロン ルージュ 西条美和』
 
 と書いてあり、お店らしき電話番号が書いてある名刺を見ながら
 
「エステティシャンなの?」
 
「一応エステティシャンの資格も持っていますがどちらかと言えばこのサロンの共同経営者の1人って感じですね」
 
「オーナーさんなんだ」
 
「友人がエステを始めた時に名前だけ貸しただけですけどね」
 
「それでも大したものだ」
 
 秋葉が感心していると、
 
「今日もそのエステ関係のセレモニーがあったんですよ。でも来ている人は女性ばかり。それってつまらないでしょ?」
 
 下から秋葉の顔を覗き込む様にして、小悪魔的な表情で美和が問いかけてくる。
 
「それで1人で逃げて来たって訳だ」
 
「そうなの。1人で飲みに行くのって久しぶりで。でも、誰も話かけてくれないの。つまらないから帰ろうかなと思ってたところに秋葉さんが隣に座って。話し掛けてくれないのなら私から声掛けちゃおうと思ってかけちゃったの」
 
 
 つまりナンパ待ちの人妻だったのかそれが分かって秋葉の下半身がゆっくりと漲ってくる。

 一方西条美和はこの居酒屋で隣に座った男を最初から観察していた。渋めの顔、背広も
ビシッとしていて崩れた感じがしない。

 何よりも自分の方をチラチラと見ないのがナンパ目的じゃないので気に入った。

 たいていの男は下心丸見えで話かけてきたりチラチラと見てくるが、この男は一人でお酒を飲むことに満足している様に見える。

 名刺を見ても美和も知っている大手企業の関連会社。身元も安全だ。

 こういう男なら、しつこくつきまとっては来ないだろう。一夜相手の男にはちょうどいい男だわ。そう思っていた。

「ここは、こちらから声を掛けなくてごめんと謝るべきかな?」
 
 秋葉が言うと、美和はじっと秋葉を見ながら
 
「謝らなくていいから。これから私と付き合ってくれる?」


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