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ワンメイク!
【スポーツ 官能小説】

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決勝B女子200mバタフライ-1

柴田真理子がプールサイドに姿を見せると観客が大いに沸く。予選の時よりもバストを押しつぶしているにも関わらずこれまでの競技に登場した選手よりもバストが豊満に見える。オレンジのXLサイズのハイレグワンピースからは乳首が普通よりもやや外側に浮き出ている。そして「ビッグピーチ」と呼ばれる形良く大きなヒップも浮かび上がっている。予選ではいかにも悩んでいそうな表情を浮かべていた真理子だが、声援の多さに気をよくしたか吹っ切れたような表情をみせている。

真理子は本人のシーズンベストを更新したが予選は2位通過。トップで通過したのは高校1年生の若槻春佳。中学までは全中やジュニアオリンピックのような世代限定の競技なら優勝できても年上相手の日本選手権などでは準決勝止まりという選手だったが、高校入学で2学年上の柴本綾と出会ったのをきっかけに一気に素質を開花させた。綾は自由形がメインだが副業的にバタフライもやっている。綾にアドバイスをことある毎にもらううちに春佳はメキメキと記録を伸ばしていて、今回の予選では自己ベストを出した。高校1年の春佳はいかにも成長途上という体つきでバストはBカップだが、小さくても形がいいヒップが目を引く。5レーンにいる真理子は大人のオンナなら4レーンの春佳はまだまだ純粋な少女。年上の選手が他にも何人もいるが春佳はしり込みすることはない。この大会2種目目の参戦となる綾が予選3位で通過して3レーンにいるから頼もしい。

綾と春佳はゴーグルをかける前に目を合わせて健闘を誓い合いスタート台に立つ。真理子は水着のヒップの部分を軽く引っ張ってスタート台に向かう。飛び込んで15m過ぎて選手が浮かび上がるがまだ誰も抜け出す様子はない。それでもドルフィンキックをするたびに8人のヒップがリズムよく浮き上がる。
綾はスタミナにものを言わせて先行逃げ切りを狙おうとしたが真理子の追い上げを警戒してグイグイとはいけない。真理子はいつものように最初の50mでは主張せず集団から離れない程度についていく。
そんな中最初の50mで最初にターンしたのは春佳だった。綾について行ければいいと考えていた春佳だったが、動きが軽く感じたので綾のことを気にせずに前に出た。差がない2番手で綾が、真理子は4番手でターンした。75mあたりで真理子が綾をかわした。綾は800mの時と同じようにヒップの部分の食い込みが気になってほんの少しペースが落ちて3番手に下がる。
100mのターンも春佳が先頭でターン、動きはまだ軽くペースは落ちない。150mを過ぎて真理子と春佳の2人だけの先頭争いになりそうな雰囲気が漂ってきたが綾が予想以上に粘っている。8人のヒップが浮き上がる位置はだんだんと離れているが、まだリズミカルに見えている。
残り25mで疲れてきたか春佳のペースが落ちてきた。ここで真理子が春佳と綾を突き放す。先頭に立った真理子のペースが逆に上がってきた。このまま真理子が押し切り、最初のタイトルを獲得した。粘った春佳は2位、ハイレグにまた苦しんだ綾は3位になった。
「おっぱいの部分をつぶしたら水着のキープ力が戻った感じがしましたね。この水着だからできるのかな。高校生2人は粘り強くてすごいですね」
優勝した真理子は余裕綽々、口もなめらかだった。
春佳と綾はプールサイドに出ると互いにハグして健闘を讃え合った。
「春佳が飛び出してびっくりしましたけど焦ることはありませんでした。専門でやっている柴田さんや春佳はやっぱり最後までペースがもつものですね。800mの時ほどではなかったですがお尻のあたりが食い込んでいました。やっぱり気になりますね」
努めて冷静に綾が振り返る横で春佳は
「水着ですか? 胸よりお尻の部分がちょっときつかったかなと思いますが泳いでいるときはあまり気になりませんでした。普通に泳いでいるのと同じ感じかな。でも体が軽く感じたんでどんどん前に行こうと、思い切れて良かったです」
とレースを振り返り、屈託のない少女らしい笑顔を見せていた。


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