投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

高校狂師
【学園物 官能小説】

高校狂師の最初へ 高校狂師 136 高校狂師 138 高校狂師の最後へ

機材調達先-1

ここで話は少し変わって高野が女性たちを陥れるために使用している機材の調達先について記しておこう。

盗撮機材については当初はネット等で検索し、不特定の店舗でその都度調達していた。だが徐々に高度な機材と要望について対応し切れる店舗が一つだけになった。そんな中、連続して要望・注文を出しているうちに、その店舗から一度会いたいとのオファーが舞い込んだのだ。

当然買っている物は表向きは防犯グッズではあるものの何回も購入していれば不正な行為に使用しているのはすぐに分かるはず。ましてや高野は細かな要望や具体的な使用場所を上げて適したものを紹介してもらったりしていた。先方からしてみれば盗撮に使用しているのははっきり分かっているはずだ。

そんな相手からのオファーに警察に密告されたかも・・・こちらはメールアドレスや送付先である自宅の住所まで教えている。もしかしたら盗撮行為をネタに脅されるのか・・・色々な不安がよぎる。だが先方からの連絡には「会いたいとの連絡に不安もよぎるでしょうが」など紳士的な内容で高野はついに会って見ることにしたのだ。

「よろずや」という屋号でネット限定で商売しているその店舗のオーナーは「郷田太郎」と名乗っている。都内最大の電気街の片隅のマンションを倉庫、事務所、作業場、住居としているとのことだ。まずは喫茶店で待ち合わせして今回、高野に会いたいと連絡して来たいきさつについて説明したいという。

まあ大勢人がいる駅前の喫茶店なら大丈夫だろうと会う決心をする・・・

当日、約束の場所にいたのは作業服を着た30歳くらいの男だった。身長は150センチ位で小柄でやせ型の体型だ。作業服とは言え、決してだらしない姿ではなく、むしろ優秀なエンジニアといった知的なイメージを感じさせる。お互いに疑心暗鬼だったが本人と分かると、とりあえず笑顔に。

「よろずやの郷田太郎と申します。いつもうちの製品をお買い上げ頂いてありがとうございます!」
「いえいえ、御社の製品は作りが良いので重宝してるんです。少し前までは何社かから購入していたのですが今は(よろずや)さん一択にしてるんですよ」

「そうでしたか。最近高野さんからの注文が多くなったなぁとは感じていたんですよ。まぁそれで一度お会いしてご提案をさせて頂こうと思って今回ご連絡させて頂いたのですが」
「というと?」

「実はですね高野さんからのご要望がですね実に理にかなっているのでうちの製品の開発アドバイザーになって欲しいんですよ」
「開発アドバイザー・・・ですか・・・」
「ええ、正直に言います・・・わたしは趣味が高じてこの商売やってるんです。恐らくその趣味は高野さんと共通するものだと思いますが・・・」

「高野さんから色々な要望を聞いて私とは目の付け所が違うなと・・・ある意味尊敬してるような次第で・・・」
「そ、尊敬だなんて止めて下さいよ!こんな若造に・・・」
「いえいえ、柔軟な視点が私にはないので。ただ技術者としての経験と技術だけはあるので・・・もしご一考の余地があるようでしたら、この後うちのオフィスで詳しいお話をさせて頂きたいのですが」

面白い展開だ・・・高野には電子機器の専門知識も無いし技術力も無い。こういうのがあったらいいのにというアイデアがあっても試作する能力が無い高野にとっては渡りに船だ。当然、郷田のオフィスへ向かう。

電気街の端にあるマンション。ポストを見ると場所柄、居住使用とオフィス使用が半々といった所だろうか。「よろずや」という名は無く、郷田の名前が貼ってある。マンションの一室に案内される。ネットでの商売で実店舗は無いので入った感じは普通の家そのもの。

「広い部屋ですね!100平米以上はありますよね!」
「ええ、120平米ほどですね。親の遺産と貯金で思い切って広い所を買っちゃいました。作業場やら倉庫も全て一か所でやるつもりだったので。場所柄あんまり広い所は出てこないんで紹介された時に即決で決めたんですよ。ここへお客さんを入れたのは初めてです」

広いリビングには高野が見たことの無いような小型の工作機械が数台置いてある。

「リビングで仕事に関する事は全て完結するようにしてます。あとは寝室と書斎です。寝室は生活に関するもの全てがあって、書斎は趣味の部屋・・・です」

「高野さんを信用しているのでもう言っちゃいますが、わたしの趣味はもうお分かりだとは思いますが盗撮なんです。それも小中学生の女の子オンリーです。若いころからの性癖で小中学生じゃないと全く欲情しないんです」

「その世代の女の事は性行為をした時点で重罪ですし、そもそも性行為をすること自体がとんでもなくハードルが高いのでやむなく盗撮を始めたらこれが病みつきになってですね。極まれに大人しそうな子を盗撮動画で脅してレイプしたりして今に至るって感じです」

ここまできたら高野も腹をくくる。そして自身も性癖をカミングアウトする。

「そうでしたか!私は小中学生オンリーなので高野さんとはターゲットも競合しないしいいパートナーになれると良いのですが・・・」
「そうですね・・・」

「私の提案と致しましては、高野さんにアイデアを提供して頂きそれを元に試作品を作って使用して頂いて良いモノであれば私も使用する事とサイトで販売する事をお許し頂きたいのですが。もちろん売れたモノに関しては利益の何パーセントかはお支払い致しますので」

今までは量産品を少し手直ししたものを使用していた高野にとってはこの上ない話だ。その場でOKの返事を出してパートナーとなる。


高校狂師の最初へ 高校狂師 136 高校狂師 138 高校狂師の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前