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検事 桐生美鈴
【母子相姦 官能小説】

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幹事長の提案-4

刑事が頷き、

『実は、記者達の事件調査の件で有力な情報が入ったのでご報告する予定でした。』
『記者達の事件の証拠品を鑑定した鑑識課の職員が、証拠品の隠蔽を我々に報告してきました。』
『本人は、この事をかなり悔やんでいる様子でした。上司に頼まれやむなく行った様です。』
『上司は、証拠品を破棄する様要請したそうですが本人は捨てられず保管していたそうです。』
『どうやら、鑑識課に留まらず記者達の事件捜査に当たった刑事や上層部も複数絡んでいる様で、現在本庁の査察部が調査に当たっています。』

と報告する。美鈴は我が意を得たりとばかりに頷き、

『それで山海の急な司法取引の要請に納得が行きます。』

と話した。続けて、

『山海側の司法取引は、最初から断るつもりでした。』
『無茶な要求ですし、収賄罪の公判は今有る証拠などで勝訴出来ると思っています。』
『そして何より、殺害容疑を見逃す事はあり得ません。』

と言明すると全員が頷く。刑事が、

『山海が持っている証拠品は、勝訴すれば押収出来るのですか?』
『宝の山見たいですが。』

と言うと美鈴は、

『残念ですが、司法取引の話し合いにおいての内容は、言動を含めて一切非公表、訴追は出来ません。』
『残念ですが、押収出来れば検察を上げての疑獄事件となった事でしょう。山海本人自ら提出すれば別ですが、そんな雰囲気は有りません。』

と言う。そして、室内の全員を見て

『お願いが有ります。』
『特捜部は、私を含めて皆さんに警護して頂いています。』
『ですが、全員では有りません。山海と大原の公判が終わるまで全員の警護をお願いしたいのです。』

と頭を下げる。刑事とその上司は恐縮し慌てる。上司は、

『検事、頭を上げて下さい。』
『我々も山海の襲撃事件からその事を考えてました。』
『上の許可が入りますが、検事の要請です。許可は出るでしょう。』

と請け負う。美鈴の警護役の警官も、

『我々も気を引き締め警護任務を行います。』

と言ってくれる。美鈴は再び頭を下げ、

『よろしくお願いします。』

と頼んだ。


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