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the goddess of victory
【青春 恋愛小説】

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the goddess of victory-6

パン、パン



「ハードルの表彰を行います。第三位……、第二位……、そして第一位、大山祐輔君。大山君のタイムは県内新記録です」
壇上に上がり賞状とメダルを受け取ると、学校の観客席に賞状を掲げる。
よく見ると頼の姿がない。
ゴール直後には確かにそこで笑顔の頼を見たのに。
どこに行ったんだ。

閉会式が終わり退場すると、退場口の少し離れたところで長い髪を風に揺らす頼の姿を見つける。
俺と頼はお互いに駆け出し抱き合った。
「約束守ったよ」
「うん、さすが陸上ばか」
そして頼は俺の胸から少し離れて、
「最高にかっこよかったよ」
といいご褒美のキスをくれた。

頼が居れば俺は無敵なれるんだ
ありがとう頼。

愛してるぜ、勝利の女神様


END


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