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いらない気持ち
【その他 恋愛小説】

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いらない気持ち-1

僕が彼女のどこに惹かれたのかそれは今でもわからない…ただひとつ今だったらこれだけは自信を持って言える僕は彼女が好きだった!!


人間恋をすると見えるもの全て輝いてみえてくるというがそれは僕にはあてはまらない。僕は今一人の女の子が気になっている、いやはっきり言って好きだ。
だが僕にとってこの気持ちはいらないものだできればこの感情を教室のゴミ箱に捨ててしまいたいとまで思う…

僕が教室の角に目を向けると悩みの種が前を向いて必死に黒板の字をうつしていた、こいつさえいなければ…心の中で呟く…
悩みの種…名前は近藤美穂、彼女のあだ名はいろいろあるゴミホ、キモ、美穂菌まぁ一番分かりやすく言うとブスだ!
体は中肉中背ここまでは大丈夫!だけど顔は…眉毛が濃く多分男の僕より太い、頬にはニキビがあり鼻は小さく潰れて、有り得ないくらい分厚い眼鏡をかけている!
男子からは気持ち悪いと言われ女子からはほとんど無視状態!
なぜこんな女子を好きなったのかは分からない!近藤美穂は暗い女子だったから話したことも一切ないし今まで好きだった女子はみんな可愛い子だった、今だって好きなタイプを聞かれたら本心でTVにでてるアイドルの名前を答える!
だけどそれでも彼女の事が好きだ。一緒にデートをしたいと思うしキスだってエッチだってしたい!彼女を独占していたいとも思う!だけどそんなこと出来ない…
もし僕が告白して付き合ってもらえたとしたらいくら秘密にしても近いうちにクラスのやつらにバレる。そしたらあんな僕の名前は気持悪い近藤美穂と付き合ったやつに変わってしまう…
今いる友達は僕のもとからさり僕の中学生生活はそこで終わる…僕の名前の後ろにも菌がつくだろぉ…

ドラマみたいに突っ走っしることなんて実際ムリだ!僕はいじめられる事が怖いし好きなんだからしょうがないと割りきることもできない。


前に座っているやつが話しかけてきた。
「おい聞いたか美咲のやつ2組のやつと付き合ってるらしいぞいいよなぁ〜俺もあんな可愛い女と付き合いてぇ〜よ!」
気楽なやつだ!
「お前にはムリだよ!お前にはせいぜい臭子(クサコ)がおにあいだよ!」
僕は軽口をたたいた!言われた方はかなり嫌がった顔をした!ちなみに臭子とは違うクラスにいるブサイクなやつのあだ名だ!
「お前フザケンナよ!あんなのと付き合う位なら死ぬよ♪まったく…だったらお前だって美穂菌とおにあいだよ!!」
僕の心臓は一瞬止まりそうになった…
その時授業していた先生がこっちをみて「ウルサイ」と注意してきたから前に座っているやつは笑いながら謝り前に向き直した!それをみてクラスに笑いが起こる!
僕はどこか遠くでその笑い声を聞いてる気持ちになった!ふと近藤美穂の方に目を向ける!一緒こっちをみている気がしたが近藤美穂は前を向いて黒板の字をうつしていた!

僕はこの気持ちをゴミ箱に捨ててしまいたかったこんなに情けない弱い僕自身と一緒に…

こんな事で楽になれるとは思えなかったけど僕は今手紙を書いてる!近藤美穂宛てで…
ラブレターなんて綺麗なもんじゃないこれは僕が楽になるためにこの手紙を書いてる、


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