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放課後
【学園物 官能小説】

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専用の部屋-1

放課後はいつもそうだ。

学校でやるべきことを終え、決まったルートで廊下を歩く。
期待が高ぶっているのかなんなのか、それは未だに分からないが
呼吸に合わせて胸元のリボンが上下に動いているのを見る限り、どうやら早歩きをしていることだけは確かだ。

私の気持ちとは裏腹に、身体は”放課後”を待ち望んでいるらしい。

目的地に着き右手でドアを開ける。
そこは電気もついておらずカーテンの隙間から光が僅かに差し込む程度。

乱雑に押し込まれた本やら授業で使用していたであろう備品やらが乱雑に押し込まれ、いまにも雪崩が起きそうだ。
それらが光を遮り、室内を圧迫している。

一言でいえば薄暗い…部屋…。

だが、ただの薄暗い部屋ではない。
ちゃんと学校側の許可を得て使用している”この人”専用の部屋。

「お疲れさん」

薄暗い部屋の奥で重低音の声が聞こえる。部屋の所有者の声。
少し擦れ気味なのはタバコの吸いすぎかお酒の飲みすぎか…あるいは…。

ドアを背にし、今度は左手で閉める。
ピシャンと音を立てたと同時により一層部屋が暗くなる。カーテンの隙間からの光が唯一だ。
あまり意味をなしていないけれども。

「真面目に授業受けてたか?」

「はい」

「ふうん」

「先生は?」

「俺はいつも真面目だよ」

この人に真面目なところなんてあったっけ…?
そう思いながら部屋の主…先生のそばまで歩く。

「まだ終わらないんですか。それ」

先生が夢中になっているそれに人差し指をさしながら問う。
それでもそれから目を離さずカチャカチャとキーボードをたたいている。
仮にも先生だし、まだ業務時間中だし、当たり前の光景なのは分かっているのだけれどこの人だと違和感がある。

「毎回めんどくせえからな。あの人は」

それが質問への返答なのか。
ちゃんとした会話ではなさそうだけど通じなくはない。
いつも仕事を押し付けてくる、と毎日のように愚痴をいっていたので、あの人とは学年主任のことだというのはいうまでもなかった。

「一旦休憩するかあ」

んーっと伸びをしながら私の方へイスを回転させる。と同時に左腕を掴み半回転させられ、この人の足の間にお尻をすっぽりはまらせた。
そのままぎゅっと抱きしめられる。

「びっくりした…。なにするんですか」

あまりにも急な動作だったため思わずため口になるが、慌てて口調を元に戻す。

「なにって、休憩。いいじゃねえか、いつもやってることだろ」

私の背中に顔を押し付け、大きく息を吸いながらそう言い訳するこの人は本当に大人なのだろうか。
ただの駄々っ子にしか見えない…。

なんだかんだ心地いいし、別に嫌なわけじゃないし、しばらくこのままにしておこう。
そう思っていたのだが、少しずつ違和感を感じてくる。
気のせいではない、違和感。それがどこか思考を巡らせたどり着く。
その違和感を遠ざけようと身体を少しずつずらすが、それがかえってその違和感を刺激してしまうことになる。

「おいおい、なにもじもじしてんだ?しょうがねえだろ、お前に触ってるんだから」

そういうと抱きしめる力を強め、その違和感がより一層お尻に押し付けてきた。
ゴリっと音がしたような気がして思わず声が漏れる。

「っん…」

その声を聞き、先生が自身の右手の指を軽く舌でぺろっと舐め、そのまま私のスカートの中をまさぐる。
その手を止める仕草をするが、いとも簡単に侵入を許し下着の上から太い人差し指が私のものを優しくなでる。
次第に湿っていく…ような感じがして恥ずかしくなる。

「あっ…」

強く優しく的確に敏感なところをなでられ、私のものはコリコリと音がするまで硬くなっているのが分かった。

「そこ…」

頬を赤らめ、吐息まじりで呟く。
摘ままれたり、押されたり、はじかれたり…休みなく器用にそこを責める指に身体が仰け反ってしまう。
そんな私をみて先生がニヤリと笑い、そのまま下着の中に手を入れ硬くなっているそこを直接なぞる。

「ぁあっ!」

急な刺激に耐えられず声が出る。
部屋中にクチュクチュと水音が鳴り響き、なぞる手が勢いを増し激しく上下させる。
同時に私の息遣いが荒くなる。

「はぁはぁ…っあ!……んんっ…んぅ…」

仮にもここは学校で、学校内で、残っている先生や生徒がいて、そんな中で私は、薄暗い部屋で、スカートの中を、下着の中を、好き勝手に触られて…。

「ふっ…ぅ…んん…はぁ…」

背徳感からくるものなのか、もっと刺激が欲しくて刺激を与えて欲しくて、無意識に脚が広がる。
先生はそれを見逃さず、自身の脚で広がった脚をさらに広げ固定させた。
人差し指と中指で私の敏感なところを挟み、激しくピストンさせ強い刺激を与えてきた。

「っつ!?んんんっ!!!」

その刺激に耐えられずビクビクと身体が痙攣し、ドクドクと脈打つ私の敏感なところから粘り気のある液体が流れ落ち続けている。
乱れた呼吸をなんとか戻そうと一生懸命息を吸ったり吐いたりする。
動いてはいない先生の指が、私の凝り固まった敏感なところをぎゅっと抑えている。

「相変わらず弱いな、ここ」

頭がぼーっとする。この感覚。たまらない。

放課後はいつもそう。
薄暗い、先生専用の部屋で、二人の秘密を、噛み締める。


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