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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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家族旅行での出来事 同窓会タイム 1-3

綾乃はまっすぐに特別室に向かった。
無言だった。
香澄も雅和も、綾乃に言葉をかけることもできず、ただその後ろに従った。

特別室の前で綾乃は振り返り、香澄に言った。
「香澄。ごめんね。ちょっと強引なやり方で……。
 でも、あの人がどうしても香澄に会いたいって……。」

綾乃はそう言って香澄を見ると、寂しそうに笑い、部屋のドアを開けた。

部屋には史恵がいた。
床に横たわった史恵は、綾乃の存在に気づくと、ゆらりと顔を上げ、
中庭の方を向いてゆっくりとうなずいた。

綾乃は、その史恵の様子ですべてがわかっているようだった。
「香澄。ごめんね。きちんとおもてなししなくて。」
史恵のその言葉は、接客業をする立場の史恵としては、
あってはならない不手際を詫びるようでもあった。
「史恵のせいじゃないの。うちの人がわがままを言って、
 それを史恵が聞いてくれただけなの。
 香澄。史恵を許してあげて。」

「綾乃。許すも許さないも、わたしには何のことだか、全くわからないわ。
 きちんと説明してくれるんでしょ?」

「もちろんよ。」
綾乃はそう言って、香澄に中庭の方を見るように目で促した。

香澄は綾乃が見つめた方向を目で追った。
中庭の露天風呂に、逆光の中、一人の男性が立っていた。
露天風呂にいるのだから、当然と言えば当然、男性は全裸だった。
腰に手を当てて外の景色を見ているその男性に、特別変わった様子はない。

香澄は綾乃の後に続いて、部屋に入った。
「香澄。ごめんね。わたしが屋上に行くつもりだったんだけれど……。」
「ううん。別に大したこと、ないわ。それに、浴衣を脱いで行っちゃったのは、
 わたしたちが悪いんだもの。
 それに、余計な手間までかけちゃって……。」
「ああ。あの床のあれのこと?
 気にしなくていいわ。
 この旅館ではよくあることよ。
 楽しんでいただいている証明みたいなものだもの。」

史恵はそう言って笑ったが、どこか疲れた様子だった。

「香澄。あそこにいるのがうちの人よ。」
綾乃は中庭の露天風呂に立っている人物を指さして言った。

「…………。」

綾乃がその男性に声をかけた。
男性から返事はなく、腰に手を当てて景色を見ているようだった。
「綾乃……あの人が……ご主人なの?」
「ヤダ。香澄ったら。主人以外の男性と、混浴温泉に泊まりに来るような、
 不真面目な主婦じゃないわ。」
「……。」
「やだ。なに、その顔。
 それじゃあまるでわたしが、どこかの誰かさんみたいな、
 淫乱変態妻みたいじゃない。」
そう言った綾乃の顔には、確かに高校生の時の面影があった。

「でも、初めてお会いするのに、こんな格好じゃあ、わたし恥ずかしいし、
 それに失礼じゃない?」
「初めて?やだ、香澄ったら。
 それに、どんな格好だったら恥ずかしくないの?
 ねえ、あなた。もうそろそろ、こっちに来たら?」

綾乃の呼びかけに、男性が香澄の方を振り向いた。
逆光のせいで、顔はほとんど見えない。
しかし、シルエットの中に、その男性の顔を隠すように、一本の棒が立っていた。
もちろん、香澄が低い位置から見たことによる視差の影響だったが、
香澄の目からは、男性の顔はほとんどその棒によって隠れて見えたのだ。
香澄は改めてその棒状のものを見た。
シルエットの中に見えるそのモノは明らかに、股間からまっすぐに伸びている。

(あれって……。そうよね。ペニス、だわ。
 でも、なんであんなに巨大なの?)

立ち尽くした香澄の後ろに綾乃が立ち、耳元でそっと言った。
「ああいう状態がずっと続くの。
 でも、妻であるわたしが近づくと、なぜかしら平常時に戻るのよ。
 だから、わたしはここ何年か、彼とは全く関係がないの。
 あの人、わたしがそばに行っただけで、萎えてしまうの。
 そのくせ、ちょっとした刺激でああなってしまうと、
 1回や2回、いっただけじゃ収まらないのよ。」

(勃起異常?綾乃のご主人は、そういう病気なのかしら……。
 えっ?それって確か……。敏明君と同じ症状?)

いつの間にか綾乃はその男性の隣に立って、何やら耳打ちしている。
綾乃が香澄を手招いているのが見えた。
「綾乃が……呼んでいるわ。」
香澄は雅和にそう言って、中庭へと降りていった。

香澄が移動するにつれてお日様の角度が変わり、
男性の上半身が少しずつ見えてきた。

香澄は中庭に下りる段差に足をとられないように下を見た。
バランスを崩しそうになった香澄の手を、誰かがとった。

露天風呂にいた男性だった。

「大丈夫?ゆっくりでいいよ。」
男性は香澄の手を取り、静かにそう言った。

香澄は顔を上げ、その男性の顔を見た。

「…………。」

香澄は言葉を失った。
時間が止まったと思った。

「どうした?香澄。大丈夫か?」
後ろから雅和が声をかけたが、香澄には全く聞こえていないようだった。

「香澄。ずっと黙っていてごめんね。」
綾乃は香澄に寄り添うように近づくと、その耳元でそっと言った。
「あの人、いつもあんな状態なの。
 今は、史恵で、少し解消した後なんだけど、 
 香澄を見て、すぐにまた、信じられないくらいに勃起するはずよ。」
「だ、大丈夫、なの?」
「ええ。わたしが一緒だから、勃起したとしても、異常なほどには勃起しない。
 言ってみればわたしは鎮静剤。
 あの人の勃起を収めるには、限界までザーメンを出し尽くすか、 
 わたしが口に咥えるしかないの。
 でも、萎えるだけなのよ。わたしが咥えても……。」
綾乃は寂しそうに笑った。


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