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僕の会社の淫らな先輩
【OL/お姉さん 官能小説】

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見知らぬ男に暴かれて-2

「んっ…」

(ーーこれ、ボディソープのぬめりだけじゃないですよね?)

金治の言葉と、今の状況がリンクする。

「佐田くんの…だから…」

誰もいないのをいいことに、うわ言のように呟く。
そして膣壁に沿って、金治の優しい指を思い出しながらゆっくりと右手の中指を押し進めていく。ぐぷぐぷっ、と水音と空気が混ざり合う音がした。
少し体を前かがみにさせて、くちゅくちゅと音を立てながら指の腹を自らのいいところに擦り付けた。この欲情は自らの指でなど収まりそうもなかったが。

(ーー音、してる、まずい……けど、止まんない…!)

左手で乱暴に、真由美は自らの乳房を掴んだ。金治なら、絶対にこんな触り方はしない。だが、今の金治と真由美との関係性では、荒々しく犯されたのだとしても真由美はそれを許してしまうだろう。

(して欲しい…佐田くんにいれられたい……)

金治に荒々しく体をまさぐられ、体内を突かれる妄想をしながら、指を激しく動かし、真面目そうでいて、端整な顔立ちの女が快感に悶えて甘い吐息を吐き出していると、コツ…と靴音がした。

真由美は我に返り、思わず手を止めた。

(ーー人…入ってきて…?!)

自らの体液をトイレットペーパーで拭き取り、便器に流し、衣服を整えて個室を出る。誰もいなかった。

(気の所為…?)

体液で汚れた手を洗い流し、急いでトイレを出ようとする。 するとそこには、先程すれ違った若い警備員の男が立っていた。24、5歳だろうか。

「体調、悪いんですか?」

無表情でそう尋ねられた。

「あ、いや……大丈夫です」

トイレに入ってから、ずっとここで待っていたのだろうか……不審に思って真由美は足早に立ち去ろうとする。

「具合悪いでしょう。あんなエロい声出してたのに、途中でやめちゃって」

その瞬間腕を捕まれ、声を出すことも出来ないまま、個室に押し込められた。
この男に聞かれていたのだーーひとりで慰めていたその声を、その音を…。そのときやっと、真由美は理解した。

寒くもないのに、真由美は震えてカチカチと歯の音を立てた。
震えが止まらない。
そんなに震えているにもかかわらず、男は真由美の背中を個室の壁に押し付けて、さらに恐怖心を煽る。

「音してましたね…いつもしてるんですか」

「な、なんの事ですか……」

「俺、今日で辞めるんです」

いきなり、質問の意図と反する言葉を彼は答える。

「なので、この会社に明日以降来ることはありません。
ーーいつもお姉さんのこと見てたんですよ。綺麗だなって。こんな日に、お姉さんが人気(ひとけ)のないトイレに入って……まさかオナニーしてるなんて……」

真由美は動くことができなかった。脚ががくがくと震える。


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