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有希と健一 -アパートの一室で-
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有希と健一 -アパートの一室で-(2021/05/01)-3

「お、お、
 おな・・・にい?」
健一は、想像していたこととはいえ、
有希の口から実際にオナニーという単語が出てきて、
かなり狼狽した。

有希は構わずに続けた。
「そうよ。
 オナニー。
 健一くん、オナニーって知ってるでしょ?」

「それは・・・・・、
 ・・・知ってる。
 ・・・うん。」
健一が小さな声で答えた。

「そっか、
 そうよね、知ってるわよね?
 私、健一くんに知らないって言われたら、
 どうしようかと思ってた。」

健一は赤くなって下を向いている。

「あのね、健一くん。
 なんでこんなことを聞いてるのかって
 言うとね・・・。」

「・・・うん。」

「ここって、健一くんの部屋無いでしょ?
 ワンルームだし。
 お風呂も銭湯だし。
 私は在宅勤務でいつも自宅にいるし。
 プライバシー、ないわよね?」

「まあ、そうだけど・・・。」

「それでね、
 健一くんはどうしてるのかなって。
 ショリする時、どうしてるのかなって、
 気になったの。」

「・・・・・・。」
健一は黙って俯いている。

「ねえ、健一くん、自分でしてるんでしょ?
 オナニーしてるのよね?
 まさか・・・、
 してないの?」
有希は真顔で健一に聞いた。

「え?
 そ、それは・・・。」

「まさか・・・、
 してないってことは・・・・、
 ないわよね?
 オナニー、してる・・・・のよね?」

「・・・・・・うん。」
健一は観念して、こくんと頷いた。

「そっか、
 よかった!
 安心したー!」
有希が明るく大きな声を出した。

有希の「安心した」という言葉に驚いて、
健一が有希の顔を見る。
「え?
 有希さん、安心したの?」

「そうよ。
 安心したわ。
 だって、中3にもなってオナニーしてないとしたら、
 どうしようかと思ってた。
 してなかったら・・・、むしろ変でしょ?」

「ま・・・、
 そうかも・・・。」

「するのがフツーなんだから、
 健一くん、していいのよ。
 勉強に集中するためにも、オナニーはしてOK!」
有希が笑顔で明るく言った。

「う・・・うん。」

健一は恥ずかしさを感じながらも、
有希がオナニーを肯定してくれているので、
どこか気が楽になってきていた。

*     *     *


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