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終わりを告げる着信音
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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終わりを告げる着信音-1

『別れてほしい』
『好きな子がいるんだ』


電話ごしで
君は
『ごめん』って
私に
謝り続けてる


『お願い』
『そばにいて』
『大好きなの』
『別れたくないょ』


なにを言っても
君は『ごめん』って
謝るだけ


涙が止まらない


どぉすればぃいの??
なんて言えばぃいの??

謝るくらいなら側にいてよ

私のこと大好きって
いつも言ってたくせに

どぉすれば君を繋ぎとめておけるの??
君を失いたくないょ


だけど


『わかった』
『いままでありがと』


声の震えをとめて
笑って言った

涙が静かに頬をつたう


電話ごしに
君が泣いてること
本当は気づいてた

君だって辛いんだょね
気づいてあげられなくて
ごめんね


『じゃぁね』
『ばいばい』


電話をきってから
これでもかってほど
1人で泣いた



君がいない明日を
私はちゃんと生きていけるかな


『君が幸せなら』
『それだけでいいよ』

なんて
言えたらよかったね


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