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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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家族旅行での出来事 夫婦交換 3-2

「ウソおっしゃい。
 香澄、匠君には飲ませて飲ませてって言ってたじゃないの。」
「そうだったかしら。もう昔のことだもの、覚えてないわ。」

「今の、匠君、っていうのは、香澄の初めての相手かい?」
「ええ。そうよ。前に話したこと、なかったかしら。」
「いや。名前まで聞いたのは初めてじゃないかな。」

「匠君とは結構いい感じだったのよ、香澄。
 ほら、純真な乙女が恋心を抱いた相手だったし、
 匠君も香澄が初めての相手だったんだもんね。」
「じゃあ、その匠君とし足りないときは、コンドームがなくてもしてたわけだ。」
「でも、中には出させなかったわ。いく直前で抜いてもらうの。」
「でも、それって可哀そうだし、もったいなくない?」
「そりゃあ、直前に抜くっていうのは、男としては物足りなさを感じるさ。
 むしろ、もっと奥に押し込みたいくらいだからな。」
「それに途中まで生だと、万が一っていうことだってあるだろ?」
「ああ、若い頃ならあっという間にいっちゃうことだってあるからな。」
「ねえ、でもそれって、若いとか年を取ってるとか、あんまり関係ないんじゃない?」
「そうね。あの人たちって、若いけれど、慣れてたものね。」
そう言った史恵は誰を思い浮かべているのだろうと、香澄はちらっと思った。

「だから直前まで我慢できたってわけだ。」
「そうよ。だから、多少のリスクは冒してでも、
 中出しをしてもらった方が、相手だって満足するでしょ?」
「なるほどね。じゃあ、結果的には二人とも運がよかったってことかな。」
「でも、それなりの準備はしていたわ。今日は安全だとか、今日は危ないとか。
 その程度のことは学校でも教えてくれていたもの。」
「じゃあ、学習が実践に活きたっていうことだ。」
「そうね。その点では、高校に行っておいてよかったと思ってるわ。
 でも、危険日に中出ししてもらうスリルは、いまだに忘れられないけどね。」

「えっ?史恵。それって、相手が誰の時?」
「さあ。香澄にも、それは教えられないわ。」
「おいおい。そんなに相手がいたってことかい?」
「しかも、香澄、史恵に共通する男子ってことだろ?」

「でも、もしもあの頃、妊娠なんかしてたら、
 それこそ大変なことになってたんじゃ……。
 ねえ。でも、あのあ頃って、たいてい……だったでしょ?」
「えっ?あ、そうね。たいていそうだったわ。」
「じゃあ、もしも妊娠しても、誰の子かわからないじゃない。」
「まあ、そのあたりはうまくやってたけどね。」

「おい、誰の子かわからないって……。
 つまりそういうこと、なのか?」
「ええ。毎回……。でも、多くっても4,5人よ。」
「多くてもって……。高校生の時の話だろ?」
「ええ。高校3年だったわ。」
「毎週末はほとんど、だったわよね。」
「あ、でも、香澄は匠君と二人っきりの時も結構あったんじゃないの?」
「う〜ん。でも、二人っきりでした後に、アパートに行くことが多かったから。
 結果的には、もしもわたしが妊娠してたとしても、
 相手はわからなかったかもしれないわ。」

「おいおい。とんでもない夢見る乙女だな。」
「その師匠が史恵っていうわけだ。」
「そうなると、やっぱり史恵の過去も聞いてみたいな。」
「雅和。あなた、またギャップを感じたいの?」
「史恵の場合は、ギャップなんてないんじゃない?」
「香澄。その言い方、酷いんじゃない?」

「ごめん。そういう意味じゃないのよ。」
「で、史恵の高校時代……。哲郎さんに興味がなくても、ボクの方は興味津々だな。」
「あなたって、本当に好奇心旺盛っていうか、変態ね。」
「ああ。ボクは常に、よし強い刺激を求めているからね。」
「だとすると、わたしの口から聞くよりも、
 史恵本人の口から聞いた方が興奮するんじゃない?」
「ああ。どう?史恵。教えてくれる?」
雅和は、香澄の言うとおりに興味津々の顔で史恵に迫った。
いつもならすぐに何らかの反応をする史恵だが、
今回は何も言わずに黙ったままだった。

「ねえ。哲郎は史恵の過去に興味はないの?
 高校時代はもちろん、それ以前も、それ以降も、
 わたしが知らないことだってたくさんあるんだと思うわ。」

香澄は手を伸ばし、史恵の乳房を揉み始めた。
そして時々乳首を口に含んだり歯で軽く噛んだりしながら聞いた。
「確かにね。
 史恵のセックス遍歴は誰にも負けないくらいに派手だと思うよ。
 でも、ボクからは特に聞いたことはないね。
 知りたくないわけではないし、
 知ったら知ったで面白いこともあるだろうけど……。
 別に積極的に知ろうとは思わないな。
 ボクが興味があるのは、現在と未来。それだけだからね。」

哲郎の、あまりにもあっさりした、そしてこだわりのない答えを聞いて、
香澄は正直拍子抜けした。
しかし、変えられない過去にこだわることの愚かさを、
誰よりも痛感していたのも、香澄自身だった。

「そうなんだ。
 でも、その方がわたしも正しいって、最近思うようになったわ。」
ゆっくりとしたグラインドから次第にスピードを上げ、
香澄は史恵の方に一度視線を送ると、史恵から離れ、
そのまま状態を倒して哲郎の胸に抱きついた。


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