同僚が眠っている横で-6
真由美がぎゅっと目を瞑り、手で口を押さえて肩で息をする。
舐める度、太ももが震える。
「んっ、んん……ぅん…んんんっ!!」
とろとろになったそこに、中指を挿入する。
膀胱の裏側にあたる膣壁に指を添えて、ゆっくりと動かした。真由美はそこがいいらしい。
「あっ…んんっ…」
真由美は声が抑えきれない。そんな姿を見れば見るほど、金治の加虐心が増していく。
指を動かしながら、クレバスの上にある、一番敏感な部分に舌を這わせた。
「だ…めっ…」
首を横に振りながら、真由美がやめてと懇願する。
「ベッドなんか行かせない」と行ったのは真由美だ。
(…だから、やめてやらない)
真由美のイイ部分を同時に責め立てた。
舌先の肉芽は、だんだん固さを帯びて、赤く腫れ上がっていく。
「んっ…んんんっ…!!!」
真由美の体が大きく跳ねる。
どうやら絶頂に達したようだ。
金治は唇を離して、後ろを振り向き、朝美の状態を確認する。寝息が聞こえた。どうやら起きてはいないようだ。
真由美の方を見ると、はぁはぁと大きく息をして、でも何とか呼吸を落ち着かせようとしている。
こんなに卑猥な姿を見て、金治は我慢ができなかった。
自らのジョガーパンツと、下着を少しだけ下ろして、真由美の肩のあたりにまたがり、真由美の口元にペニスを差し向ける。
どくどくと脈打ち、我慢した証が垂れ流されそうだった。
「…佐田くん…」
困惑したように、真由美は金治の名前をつぶやいた。
吐息がペニスに吹きかかる。
真由美は意を決して唇を開くと、金治のそれの先の方を口に含んだ。
金治は、真由美の呼吸が苦しくならない程度に腰を動かして、じわりじわりと口の中を堪能する。
「うっ…ん…」
金治も、思わず吐息を漏らす。
このまま口の中で果ててしまいたいほど、気持ちいい。
「我慢…できません」
口からペニスを引き抜くと、唾液の糸がつぅっと垂れて、真由美の体に伝う。
金治は真由美のそこに照準を定めて、体重をかけた。
「あっ…んんっ…!」
「声出しちゃだめですよ…」
奥まで入ったペニスをギリギリのところまで引き抜き、またじわりじわりと挿入していく。
それを何度か繰り返すと、真由美は恥ずかしそうに、手で口を覆った。
「そんな、ふうに…したら、だ…めっ…」
「先輩がベッドでしないって言ったんですよ?」
「だって…んんっ…いじわるしたくなったんだもん…」
そのタイミングで、真由美は金治の体を抱き寄せる。金治の体重が真由美の体にかかり、深く挿入される。
「あんまり焦らさないで……おかしくなるから…」
真由美は金治の耳元でそう懇願すると、そのまま耳元にキスをした。
「すごい気持ちいい…好きに動いていいよ…」
耳元で囁かれるその声に、ぞくぞくと金治は身震いし、興奮する。
「他の人にもそういうこと言うんでしょう?」
金治は腰を動かし出すと、真由美の耳元で質問する。
「知ってるくせに…他の人となんか、してないよ…」
「こんなにエッチなのに?」
「それは、佐田くんが気持ちよくしてくれるから…んんっ…そうなっちゃうだけ…だよ…」
息を途切れさせながら、金治が言われて嬉しい言葉を真由美は言う。
金治はもちろんのこと、真由美もいつも以上に金治とのセックスに興奮していた。
後輩が側にいながらのセックス。
おそらく、もし朝美が起きてしまったら、優しい金治は「俺が興奮しちゃったんだ」とでも言うと真由美には想像がついた。
こんな優しい男が、自分のことを好きで、しかも思いを秘めたままだったーー真由美はそんな彼を思いのままにして、優越感に浸っている。
利用していると思われてもいい、ただこんな優しい男を側に置いておきたいのだ。
「はっ…俺、いき、ます…」
「中に…いいよ…」
金治の腰の動きが早くなり、真由美は思わず声を出しそうになる。
「んんっ…んぅっ…!!」
手で口を押さえるが、金治の動きによって、快感の波が押し寄せてくる。
ぐちゅぐちゅと卑猥な音、さらには肉と肉がぶつかり合う音が響く。
「はっ…あぁん…も、声でちゃ、う…!!うんっ…ん!」
「い、くっ…」
パンっと勢いよく肉がぶつかる音がしたかと思うと、金治がびくびくと体を震わせた。