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真奈美の性春
【学園物 官能小説】

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真奈美の過激な体験 1-1

その頃、真奈美はまだトイレの中にいた。
かなりの時間、便座に座ったままだった。

(あ〜あ。もったいなかったなあ。
 せっかく孝志お兄ちゃんとできると思ったのに。
 あ〜あ。あんなにたくさん食べなきゃよかった。
 だって、お母さんが全然食べないし、もったいないって思ったし。
 それよりなにより、あんなに美味しいんだもの。)

実は、真奈美がトイレに向かってから便座に座るまでに、
かなりの時間がかかっていた。
便座にしゃがみこんだのは、かなりきわどいタイミングだったのだ。

なぜなら、部屋を出た後、
真奈美はトイレに来る途中、
さっきは気づかなかったスイッチを見つけ、
そこでしばらく時間を使っていたからだ。


  (あれ?何のスイッチだろう……。)
   よく見ると、表示がしてある。
   〈ミラールーム切り替え〉
   (ミラールーム?鏡のお部屋?えっ?どのお部屋が鏡のお部屋なんだ?
    さっき見たときはどこにもなかったぞ。)
   スイッチは全部で3つあったあった。

   (なんのスイッチだろうな。ちょっといじってみよう……。)
   真奈美は3つあるうちの真ん中のスイッチを押してみた。
   かすかに音が聞こえたような気もしたが、
   周りを見回したところでは、真奈美の周りに何の変化もなかった。

   (な〜んだ。何にも変わんないや。じゃあ、3つともスイッチオン!)
   真奈美は3つのスイッチすべてをオンにしてみた。
   (な〜んだ。やっぱり変わりないや。)

   な〜んだ、と思った瞬間、便意が戻ってきて、
  真奈美は慌ててトイレに駆け込んだのだった。


(ふ〜。スッキリした〜。)
20分近くたち、ようやくおなかの調子が落ち着いた真奈美は、
便座から立ち上がろうとした。
その時、便座のわきに、さっきは気が付かなかった棚があることに気づいた。
(あれ?なんだろう……。)

真奈美は何げなく、棚にある引き出しの一つを開けた。
(???あれ?なんだ、これ……。)
真奈美には初めて見る形の(もの)だった。

(変わった形だけど……。これって、何に使うんだろう。)
真奈美はその変わった形状のものを手に取った。
引き出しの上には、【ご自由にお使いください。消毒済み】の文字がある。

(消毒済みっていうことは、きれいだっていうことだよな……。
 でも、これって、何だろう……。
 何に使うんだろう……。)

よく見ると、その(もの)は、二つの首のようなものがついている。
一方は太さが直径3センチくらい。もう一方はそれよりも少し細い。
二つの首は根元でつながって、両方とも長さが15センチから20センチくらいだろうか。

(大きなチョキみたいだ。じゃんけんするのかな?
 あれ?スイッチみたいのがついてるぞ。)
真奈美は試しに、その根元のところにあるスイッチを押してみた。
すると、小さなモーター音とともに、その二つの首がくねくねと動きだし、
全体が小刻みに震え始めたのだ。

その音には聞き覚えがあった。
(あれ?これって、紗理奈おねえちゃんにもらった……。何だっけ。
 名前、忘れちゃったけど……。)

真奈美は敏明の治療期間中に欲求不満状態になった時、
敏明の姉の紗理奈からもらった(もの)を思い出していた。
(あれも、たしかこんな音がして……。ブイーンって……。
 で、これをあそこに当てると、すごく気持ちがよくなって……。)

真奈美はトイレットペーパーで拭いたばかりの股間に、
何気なくその(もの)を当ててみた。

「あうっ。」
真奈美は思わず声を出し、その声に驚いてスイッチを切り、
その(もの)を股間から離した。
(やっぱりそうだ。これって、つまり……。そういうものなんだ……。)

そう考えてみると、この2つの首は、それなりの意味を持ってくる。
(一つは前の方に、もう一つは、後ろに入れるのかなあ。
 でも、真奈美、後ろの方はまだちょっとなぁ。
 それに、ウンチ、一杯出した後だから、お尻の穴、痛そうだし……。)

真奈美は少し考えた末、太い方を前に入れ、
細い方をお豆さんに当てることにした。
(お腹がすっきりしたら、なんか急に……。)
真奈美は自分の性欲が一気に高まってくるのを感じていた。

(孝志お兄ちゃんの指に集中できなかったのは、おなかが痛かったからなのかなあ。
 なんだか、お腹がすっきりしたら、すぐにでも気持ちよくなりたくなっちゃった。)

今ごろ部屋では、父親も母親も、
真奈美がトイレに行っていることなど忘れて、
それぞれ兄妹の身体を味わい尽くしているに違いないのだ。

今、このタイミングで自分が戻っても、
なかなかすぐにはその雰囲気に合わせられないだろう。
真奈美はそう思った。
しかし、そう思えば思うほど、さっき孝志に触られたクリトリスが、
一気に充血し、さらなる刺激を求めているのが感じられた。
(これを使えば、うんと気持ちよくなれそうな……。)

真奈美は自分がトイレに入っていることも忘れ、
その(もの)を股間とクリトリスに押し当て、改めてスイッチを入れた。
真奈美自身、オナニーをしているという感覚は全くなかった。
敏明の治療が終わってからの真奈美は、
性的な欲求不満に陥ることなどなく、満たされた時間を過ごしていたので、
紗理奈からもらったバイブを使うことなどなかったからだ。

敏明をはじめとする多くの優しい人たちと、
身体を重ね合い、愛撫し合う楽しみと喜び、
そして快感を知ってしまった真奈美にとって、
欲求不満を感じることはあっても、それを解消してくれる相手は人間だった。
セックスは、あくまでも人と人の肌の触れ合いが元になっていたのだ。


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