片思いを暴かれて-4
「カネ、もうそろそろ、下もいいんじゃない?」
「んっ、やだよ…!やめて、佐田くん」
金治は秀次の言葉に、真由美のトレーニングウェアをするすると脱がす。
細すぎず、定期的に鍛えているであろうその脚は美しかった。
「んんっ、佐田くっ、ん…」
脚を開かせて、膝から、じょじょに内ももに向かってキスを落とす。
「時任先輩、さすがに感じてきちゃった?」
「そんなわけっ…!」
秀次は、右手を真由美の左胸を覆っているカップに差し込み、きゅっとその乳首を摘む。
「あっ…!」
突然の感覚に、真由美の体が仰け反る。
「エロい声、出すじゃないですか」
真由美の耳元でそう囁く。耳障りな声だ。真由美には不快でしかなかった。
そのときちょうど、金治の唇が真由美のブラジャーと揃いのショーツまで到達する。
さすがに金治は我慢ができなかったようで、クロッチの部分には強く唇を押し当てた。
「あっ…ん…!」
「は…あ、時任先輩…俺…!」
真由美に優しく触れていた金治だったが、もう我慢の限界だった。真由美のショーツを乱暴に脱がし、脚を開いた。
「やっ、んぅ……!!汚いよ、佐田くんっ…」
真由美のそこに舌が差し込まれる。急に与えられた激しい刺激に、真由美は体をびくびくと震わせた。
「舐めないで、そんなとこっ…あぁん…やだ…!」
「時任先輩、ねえ、カネに舐められてる「ソンナトコ」ってどこ?」
「んんっ…そんなのっ…言えないっ」
「そんなエロい声出されたら、俺も我慢できないよ」
秀次はソファーの上で、真由美の右側に膝立ちになると、ジーパンと下着をおろした。そして、真由美の手をとる。
「時任先輩のせいで、俺のこんなんですよ。して?」
真由美に自らのペニスを握らせ、そう言った。
「大事なとこはカネに譲るから。してくれないなら無理やり口の中に突っ込みますけど」
にやにやと笑いながら、真由美を見る。真由美はゆっくりと、しごきだした。
「いつも真面目な先輩がこんなこと、って思ったら興奮してきますね」
秀次は腰を落とし、真由美の右側に座って腰を引き寄せた。
「見てよ、こっち」
顔をそらす真由美の頬を秀次は掴み、強引に振り向かせる。
「んっ、ふ、んんっ」
秀次に唇を奪われる。もう、真由美は何も考えたくなかった。早く終わって欲しかった。
だが、自分に欲望が向けられる一方的な行為とは何とも時間が進まない。
「あっ…!!」
我慢しきれなくなった金治が、ついにそれを挿入する。
「あ、やぁっ…ん、やめてっ…やだっ…」
嫌だと言いながら、思わず秀次のそれを握る。その行為はただ秀次の興奮を高めるだけだった。
真由美は涙を流しながら、早く終わってと願うのだった。