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性用占精術 秘密のセックス鑑定 『星座別鑑定データ』
【ハーレム 官能小説】

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カプリコーンの女 伝統の章-3

女性にここまで露骨に全身を見られるとなんだか妙な気分になってきた。
濡れたような瞳が身体を舐めまわすように見つめたのち、彼女の掌がマッサージをするように頬から首筋、肩へとくるくると円を描きながら触れてくる。馬乗りになり寛美は残りの衣装を全て取り去り上半身を密着させてきた。滑らかでしっとりした吸い付くような肌だ。鼻先と鼻先をかすり、もう何ミリかで唇が触れ合うと言うところで静止し僕を見つめる。自分の心を見透かされそうな深い瞳に吸い込まれそうだ。寛美が花の香りのする息を吹きかける。僕はミツバチの様に誘われ、彼女の甘い唇に吸い付いた。彼女は吸い付く僕の上唇を食み、舌先でべろべろと唇や歯茎を舐めまわす。舌が忍び込んで大胆にかき回す。

「ん、うっ、むう」

彼女のキスは愛情や欲望を表現するものではなく快楽そのものだ。――口の中にも性感帯があるのか。
今まで自分がしてきた口づけは何だったのだろうかと思うほどだ。

「まねしてみて」

寛美の性愛のレッスンが本格的になってくると僕は痛いほどの起立を感じ思わず股間に目をやった。

「あら、すごい」

恥ずかしかった。まるで初めての勃起を見られた少年の様な気分だ。鈴口からにじみ出ている我慢汁を指先ですくい舌にべろりと押し付けた。

「健康的な味だわ」
「恥ずかしいです」

素直に言うと寛美は爽やかな白い歯を見せ笑う。

「羞恥を超えて心を開くと素晴らしいものが見えてきますよ」

僕の手をひき胡坐をかかせる。そして彼女はその上にまたがった。

「あっ、んんん。うんんっ」
「う、むっ、ふっ」

肉棒が媚肉に埋まり込んでいく。ぐずっぐずっと濃厚な愛液と柔らかく熱いぬめりがまとわりついてくる。

「ああっ。いい感じ。あなたのペニスは、すごくいい具合だわ」

対面座位で面と向かって堂々と言い放つ寛美に羞恥心が薄れ、自信が回復してくるのが分かった。

「ああんっ、ま、また硬くなって。気持ちいい、ところにあたっる」

腰を上下に動かし寛美の腰を支えグラインドさせると、彼女も協力し腰を浮かせ体重をかけないように両手を後ろについた。

「くっああう、い、いい。あんっ、ひ、緋月さん、わ、私の身体よく見て」

繋がったまま彼女は背中逸らし上半身を眺めさせる。細身で艶やかな褐色の肌に小豆色の美味しそうな乳首が乗っている。腹筋が付いていてウエストは細くくびれているが腰は張り豊かなヒップラインは生殖能力の高さを感じさせた。

「き、綺麗な、身体ですね」
「ん、ふうっ、あり、がと、もっと、ちゃんと見て」

快感に溺れながらも彼女が言うようにきちんと身体を観察する。

「あっ。これは」
「ふふっ」

肌の色で目立たないが無数の傷跡がある。細くて長いひっかき傷や太くて深そうなもの、乳首の輪まりや、肩、首、ウエストなどいたるところについている。

「男たちの跡と言ったらいいかしら」

爪跡や歯形までおびただしい数が寛美の身体を飾り立てている。

「こ、これは勲章の様なものですね」

身体を戻ししなだれかかる寛美は腰をグラインドさせながら両手の指先を僕の尾てい骨からゆっくりと撫でるようにさすり脊椎を登り頸椎までマッサージを行った。

「あ、なんだか、背筋が熱い」
「いいわ。あなたなかなか準備ができてるようよ。んっ、ふぅ。真似してみて」

僕も寛美の背中を下から上に背骨に沿ってマッサージをした。下から上に螺旋を描くように熱が身体の内側を通過していくのを感じる。快感に熱が加わりすさまじいエネルギーの波が押し寄せてくる。

「ううっ、こ、これは、な、なんですか。あつ、い」
「今あなたの中でクンダリーニが上昇してるのよ」

射精したいのにできない。射精をする快感と違う激しいエクスタシーが内部に起こっている。初めての体感しうるこのエネルギーに僕は不安を感じずにはいられなかった。

「恐れないで。エネルギーがあなたの中を通過するだけで、まだ、今はまだ、覚醒したりしないから」

寛美は力強く言い、エネルギーに負けまいと僕の身体に愛撫を施し、締め付ける肉襞で僕を安心させる。

「ううっ、ぐうっ」

快感なのか苦痛なのかわからなくなり必死で寛美にしがみついた。

「ああっ。そ、そうよっ、あなたは、エネルギーの塊なの。じ、自由に動いて、気持ちよくなるように、してみて」

目の前が眩しい光に覆われる感じがして目を閉じると、寛美が唇を重ね舌を差し入れ僕の舌と絡めた。両手は首に回され、僕は背中を抱きしめた。

「ああっ、いきそう。今、完璧な形、だ、わ」
「ううぅう、ぐうう」

お互いに擦り付け合うように腰を揺さぶり、唇を吸い、まさにまぐわった。

「あああああああっんんんぅうう、ああああっ」
「ん、っくうっ、ううう、ああああぅうぐうう」

 寛美の全身が痙攣する。振動が僕の身体全体にも伝わり射精した。目の前に星が散らばったような気がして力強く寛美を抱きしめて最後の呻き声をあげた。


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