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性用占精術 秘密のセックス鑑定 『星座別鑑定データ』
【ハーレム 官能小説】

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スコーピオの女 情欲の章-3

「リカはあっちに行ってろ。――まわしてやんな」
「やめろおおおおおおおおおおお」

悲痛な柏木の叫び声が聞こえる。僕はこの状況に対して何一つできる行動がなかった。――ただ見ているしかないのか。
苦痛が胸を締め付ける。
男たちは麻耶の服を剥ぎ取りにかかる。猿ぐつわを外された麻耶から声が発せられる。

「あたしは平気よ。やるなら早くやりましょうよ。セックス大好きなの」

淫靡な微笑みを浮かべて一番近くにいた若い男のトランクスを下げまだだらりと垂れ下がったペニスを取り出して握り始めた。男たちがどよめく。

「ほう。なかなか度胸のある女だな」

組長が身を乗り出して覗き込もうとする。柏木は僕の隣に転がされ硬く目をつぶっている。
麻耶は立膝で口と手を使い三人の男のペニスを弄び、もう一人の男の顔の間に跨ぎ自身の秘部を愛撫させている。

「うっ、この、女すげえっ」
「やべっ、うおっ」
「も、もう出るっ」

早くも射精した男三人は麻耶の顔と手を白濁した汁で汚した。残る男ははあはあと荒い息を吐き出しながらクンニリングスに勤しんでいる。いつの間にかシックスナインの形をとり麻耶はまた男の精を絞っている。

「うぐうううっ」
「あたしまだ満足してないんだけど、次は組長さん?」

全裸で寝そべっている麻耶は四十代の熟れた、しかし崩れていない肉体を堂々と見せつける。少し褐色の肌は張りがあり大きな乳房に柘榴色の乳首が宝石のように乗っている。

「くそっ。最近のわけえやつあ、なんだ。やれって言ってんのにやられてんじゃねえか」

やくざ者とはいえ若い男たちがセックスで麻耶にかなうはずがないとぼんやりと昔のことを思い出した。



――同じ剣道部にだった僕と麻耶は彼女からの告白で付き合っていた。僕のどこが良くて告白してきたのかわからなかったが神秘的で美しく妖艶な彼女を拒めることなどできなかった。高校二年の夏休み。部活も早々に終わり帰宅していると麻耶が家に誘ってきた。付き合い始めて半年経っていたがキスどころか手をつなごうともしない僕にしびれを切らしたのだろう。

「昼間は誰もいないの」
「じゃ、ちょっとだけ」

彼女の部屋はごく普通に女の子らしかった。ピンクとレースとぬいぐるみ、そして甘い香り。どうして同じ道着を着て竹刀を振り面をつけているのにこうも甘い香りがするのだろうかと不思議に感じて立ち尽くしていると、麻耶が首に手を回してキスをねだってきた。

「ねえ。ほしき。あたしたちそろそろいいんじゃないかな」
「え。なに」
「なにじゃないわよぉ。ほしきって他の男子と違うよね。全然したがらないし」
「え?他の男子って?まさか」
「やだ。誤解しないでよ。付き合ったことはあるけどエッチなんかしてないもん」
「そ、そうか……」
「他のこはね。付き合うとすぐやろうやろうって。なんか身体目当てですぐ嫌になっちゃう」
「男ならしょうがないよ……」
「ほしきはしたがらないじゃない」
「そ、そんなことない」
「じゃあ、して!もうあたしが我慢できない」

まっすぐに見つめてくる黒い瞳に吸い込まれるように口づけを交わした。くらくらする。身体の芯か
ら熱い欲情が沸いてくるのを感じた。したくなかったのではなかった。彼女に触れると止められないエネルギーが爆発してしまいそうで怖かった。そこからはなだれ込む様にベッドに麻耶を押し倒し焦る手で紺色のリボンを外し白いセーラー服を脱がしブラジャーを勢いよく外し豊かで張りのある乳房に顔をうずめ夢中で乳首に吸い付いた。

「あん、やあん、つよいよぉ」

紺のスカートを脱がさず小さな白いパンティを剥ぎ取り、黒々とした茂みに顔をうずめた。観察する余裕などなく秘部を舐めあげる。

「あうっ、ほ、しき。き、きもち、いいっ!」

麻耶は初めての経験であろうはずなのに恐れもなく僕がする乱暴な愛撫に反応し、びくびくと身体を震わせ蜜をしたたらせていた。ベルトをカチャカチャと外し硬く熱く爆発寸前になっている剛直を麻耶の中へ遠慮なく突き入れた。

「くううっ、いっ、痛いぃ」
「あ、ご、ごめっ、うっううぅっ」

痛みを訴える声でやっと我に返った僕は同時に麻耶の熱いマグマの中へ射精していた。

「ああう、はう、痛いけど、きもち、いい」
「ごめん、まや」

繋がったまま麻耶の身体に体重をかけないように覆いかぶさり、そして離れようとすると、彼女は僕の腰に足を絡ませ離れないようにする。

「あっ。だめだよ。いっちゃったから」
「まだ離れないで。もう一回しようよ。このまま」

濡れた唇と淫靡な眼差しは僕に魔法をかける魔女のようで射精し力を失ったはずのペニスがむくむくと回復の兆しを見せ始めた。

「あっ。ほしきのが膨らんでる……」
「うっ、麻耶。ダメだよ。子供が出来ちゃうよ」
「ほしきの子供ならほしい。なんべんでもして。お願い。こんなに気持ちいいなんて知らなかった」
「俺も気持ちいいよ」

初めての快楽に溺れてしまった僕たちは夏休み中時間があれば色々なプレイと体位で身体を繋げていた。初めてのセックスなのに今現在の僕の経験をほぼ網羅してしまっていた。夏が終わると二人は一気に脱力しまるでセミの抜け殻の様になり恋人関係は解消された。きっとやりつくしてしまったのだろう。好きではあったが『愛』を育めないままの快楽の追及はスポーツのようだった。
別れても高校を卒業するまでは二人で形式上恋人として一緒に過ごした。麻耶を性的な意味で狙う男が多く一人にすることが危険だったからだ。僕の進学と同時に離れてから今日まで会うことはなかった。


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