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母カルト
【熟女/人妻 官能小説】

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仲良きこと-1

【仲良きこと】

うちの両親はとても仲が良い。

「はいパパァ、あーん」

「あーん、ママの料理はいつも美味いなぁ」

「うふふ、パパったら」


「・・・(おげぇ)」

今年中学校に上がったばかりの僕からしたら

両親のこの仲良し具合を間近で見るのは苦痛だった。

早くに学生結婚したため今どきの、中学生が居る親にしては若い方だろう。

まだ30代で心身共に若いままなのは結構なのだけれど・・


「兄ちゃーん!坊やが茶碗ひっくり返したー!」

「兄ちゃん、こっち来てあたしのお魚の身骨から外して〜」

「ぶぅぅ、ばぁぁ」

「・・・」


そう、僕は4人兄弟の長男で両親がラブラブ過ぎてよく二人だけの世界に没入するため

自然と弟達の面倒を一身に引き受けなくてはならなかったのだ。

(まぁ・・友達の両親とか仲悪くて家の雰囲気険悪で帰りたくないとか言ってたから

そういうのに比べるとマシなのかも知れないけどな)

まだろくに喋れない末の弟が散らかした後始末をしつつ

焼き魚と格闘している幼稚園児の妹が食べやすいように箸で魚の身をくずし

小学生の、すぐ下の弟の湯呑にお茶を注いでやる。

ふと両親の方を見るとこっちには目もくれず夫婦で乳繰り合っていた。


(やれやれだぜ、まったく・・)

食べ終わった皿を流し台に運びながら

やや大家族状態の長男に生まれた悲哀を噛み締める。

ふと、昨晩の事が思い出された。


夜中に喉が渇いてリビングに下りてきた時

両親の部屋から物音が聞こえてきた。

何も考えずに夫婦の寝室に近付くとドアが半開き状態になってて

明かりが点いたままの室内では、

(まぁ、ご想像の通りですけれど・・)

そう、両親が裸で仲良く繋がっていたのだった。

中学生にもなれば人生経験は無くとも男子間で色々と語り合うものだ。

もちろんお年頃思春期ボーイズトークの人気テーマなんて決まってるさ。

誰かが兄貴の部屋からくすねてきた成人向けの雑誌を見ながら

ニヤニヤクスクスとそっち系のトークに花を咲かせるのは中学男子の常だろう。

でも、だからって・・

(親の交尾は想像するだけでも辛いのに目撃するなんてなー)

しかも電気点けたまま布団も被らず合体してる真っ最中に出くわすとは

僕もよくよく運のない男の子なのかも知れない。

でも、嫌悪感が湧き出るかと思いきや

繋がってる状態の両親の様子を見て少し考えが変わったのだった。



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