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リモート夫婦の愛情生活
【熟女/人妻 官能小説】

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リモート夫婦の愛情生活 -10

10. 懐妊
 鉄太郎と夢の様な一夜を過ごした亜矢子は、翌週の再会を約して別れた。
 鉄太郎からこれからも週一回のデートを求められて、考えるまでもなく同意した。
 亜矢子の主宰する「女性のためのヨガ教室」は、女性にトラブルの多い股関節の強化に重点をおいており、評判が良かった。夫婦の営みに効果があり、夫に喜ばれ、不妊で悩む女性が子宝に恵まれるなど、口コミが広がっている。休会していた教室も、人数制限とマスク着用、三密対策でようやく再開された。
 鉄太郎とのデートは、水曜日の夜、教室が終わってから一泊、木曜日までとした。木曜日は教室の定休日だ。
 待ち遠しかった二回目のデートは、一回目にも増して気持ちが高揚した。最初のデートには、避妊ピルを飲んで対応したが、2回目からはピルを止めた。
 女として、矢張り子供が欲しい。歳を考えるとそろそろ決心をしないと。健康でいい子が欲しい。鉄太郎は父親としても悪くない。
 好きな男の子を身ごもる期待は、女の本能を刺激して、鉄太郎もたじろぐほどに燃えに燃えた。対する鉄太郎も、亜矢子の意気を感じて亜矢子愛しさが深まった。
一月,二月たち、亜矢子の生理が止まった。産科の医者に「奥さん、おめでとう」といわれた。「夫婦生活は?」「普通でいい良いですよ、初期と臨月だけは無理をしないように」

 デートの食膳に、タイの尾頭付きが出た。
「どうしたんだい、これは?」
「おめでたなのよ」
「誰が?なんのお目出度だい?」
「赤ちゃんが出来たの」
「誰に?」
「あたしに決まってるでしょう、他に誰がいるのよ」
「避妊をしてたんじゃないのか」
「鉄太郎さんの子が欲しかったから、ピルは止めたの」
「それでどうするつもりだい。産むのか?」
「当たり前でしょう、せっかく恵まれたのに」
「じゃあ、結婚するか?」
「堕せとか言わないの?」
「いやあ、亜矢子と結婚して子供が欲しいとは思ったけどな、出来ちゃった結婚は今じゃ当たり前だろ」
「結婚はしないのよ、今のままで子供は私が育てます。認知だけして下さい、私はお寺さんに入って檀家の世話をするような柄じゃないから、今の生活を続けたいのよ。困った時は相談に乗ってくだされば有難いわ」
「亜矢子がそういうならそれでもいいよ。今は結婚しても三割は離婚する時代だからな、むしろリモート夫婦の方が上手くいくかもな」
「うまいこと言うわね、そう、それでいいのよ。週に一回夫婦になって、次の逢う瀬まで恋焦がれるなんて、ロマンチックじゃない?」


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