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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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お持ち帰りされる女子大生-3

 すでに自然消滅に近い状態とはいえ、遠距離恋愛を精算しないまま、ゆきはDと毎日のようにセックスする関係になった。

 なんとなく気持ちいいという程度のセックスしか知らなかったゆきは、Dとの性交に夢中になった。高校時代、女友達とふざけて閲覧したアダルトビデオで女優が絶叫してよがっているあの声を、まさか自分が発するようになるとは思わなかった。そうしようと思わなくても気がつくと喘ぎ声を出してしまう自分が恥ずかしくて我慢しようとするのだが、どうしても我慢できない。Dも悦んでくれるので恥じらいつつもそんな自分を受け入れていった。

 Cとは夏休みに帰省したとき正式に別れた。双方はっきりとは言わなかったが、それぞれ別の相手と新たな関係を結んでいたこともあり、自然と別れ話になったのだ。
 実はこのとき、Cと最後のセックスをしてしまった。
 しかも、お互い吹っ切れた状況での行為は思いの外盛り上がった。決してケンカ別れではないし、何より二人とも新しいパートナーと「大人のセックス」を覚えたばかりの時期でもある。以前乱暴にされたときより、Cは優しくなっていた。恋人時代は挿れて出して終わりのおままごとのようなセックスしかしてこなかったのが、皮肉にも最後のセックスでゆきはオーガズムに導かれた。結局二人は、時間の許す限り、昼夜二日間に渡ってラブホテルに籠もり、ひたすら交わった。これがゆきの人生初の「浮気」である。

 都内に戻りDの顔をみたとき、ゆきの胸はちくりと痛んだ。ゆきはもちろんCとのセックスのことは言わず、ただ正式に別れてきたことだけを伝え、二人は晴れて真の恋人同士となった。

  *

 オナニーを覚えたのもDに教えられてだった。そのような行為があるのは知識としては知っていたが、自分がすることは想像も及ばなかったゆきが、Dに責められ焦らされ、あげくにおあずけされるという責め苦に耐えきれず「自分で触ってみて?」という甘い言葉に負けて指先を花びらに押し当てた。それがゆきの初めてのオナニーだった。
 じんとした刺激が脳に響く。震える指先がクリトリスに触れると、快楽は脳天を突き抜けた。びくんと下半身が跳ねたことをDに指摘され、それでもやめることができずに男の前で痴態を晒す。太ももに力が入りぴんと伸び切ってそれでも飽き足らずさらに陰核を指で弾く。糸をひくようなよがり声とともに、えびぞりになったゆきは高みへと達した。

 まだまだ少女の面影を残すゆきの自慰行為。興奮したDに、荒々しく犯された。Dの陰茎はゆきの中でかつてないほど硬く膨れ上がり暴れまわった。ただでさえオナニーで絶頂を迎えていたゆきは前後不覚に陥り気がつくと失禁していた。初めての潮吹きである。尋常ではない量の液体が股間から漏れ出して、二人の下半身を濡らした。その状態でまたさらに幾度も連続オーガズムへと導かれた。
 オナニーをしてみせると男は興奮してくれる、興奮してより激しく犯してもらえることをゆきは学習した。

 お礼にフェラチオをしてあげた。Cにもしたことはあるが数えるほどだったし、恥ずかしさが先に立ち、決して好きな行為ではなかった。それがDの前では、めくるめく快楽の最中にペニスを目の前に差し出されると、自然と口が開き陰茎を迎え入れる気持ちになった。恥ずかしさは変わらないのに、興奮して身体が熱くなる。そのうち、快楽を与えてもらうために、自分から進んで口で奉仕するようになった。


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