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ある夫婦の体験
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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貸し出し?-3

貸し出しの話をしてからも、特にかわりなく夫婦生活を過ごしていた。

いよいよ明日となったころに、鈴木からあきらに連絡が入った。
「あきらさん、申し訳ない。明日急に関西に泊の出張が入ってしまった。楽しみにしていましたが、日程を変更させてほしい」
「あぁ。そうなんですね。仕事なら仕方がないですよ。また、日程から決めていきましょう」
「ほんとに申し訳ない。」

あきらは、落胆したが、良かったと思う気持ちもあった。
その夜、あきらはさえになくなった事を話した。
またさえは、特に大きな反応は、なかった。
買っておいたSDカードは、一応渡しておいた。

さえは、鈴木との約束がなくなったに関わらず、池袋の約束の場所にいた。
もちろん、鈴木が来ることはないとわかっていた。家にいると落ち着かず、どうしてよいのかわからず、気付くと池袋にいた。
2時間位が経過しただろうか。鈴木は、もちろん現れることもなく、あきらが帰る前に家に帰ろうと思い帰宅した。

翌日もさえは、池袋に行った。コンビニで飲み物を購入しようとしていると、偶然前に会ったSが、居合わせた。目があったがSからは、声をあったがSから声をかけることは、なかった。
さえは、思いきって恋をかけた。
「Sさんですよね?お久しぶりです」
「これは、これは。お久しぶりです。」
「職場は、近いんですか?」
「えぇ。まあぁ」
Sの態度は、素っ気ない感じがした。
二人は会計を済ませ、コンビニを出てきた。
「すいません。Sさん。なんかいきなりの目をそらされたので、気になって話しかけちゃいました」
「いえ。こちらこそすいませんでした。
実は、私たち寝とる側は、万が一、プライベートでお会いしてもこちらから話しかけないようにしているんです。寝とられた側の要望がない限りは、相手のプライベートに深入りしないと決めているんです」
「そうだったんですね。嫌われているかと思いました」
「そんなことないです。嫌われているとかないですよ。奥さんのことは、もちろん好きですよ」
「良かったです」
「このあと時間ありますか?良かったらカフェかどこかで話しますか?」
「いいですよ。時間外ありますから」

鈴木は、一旦会社に戻り、残った急ぎの仕事を片付け、待ち合わせのカフェに30分で到着した。
「おまたせしました。遅くなり申し訳ありません」
「いえ。大丈夫です」
1時間位たわいもない話をしていると客が少なくなっていた。
Sは、感情が押さえられなくなり、少し触れたくなった。トイレから帰ってくるとさえの横の席に座っていた。


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