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闘牝
【スポーツ 官能小説】

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闘牝-10

 右腕と右脚だけで美柚子と闘わなければならないのだからしっかり考えなければいけないのに、目眩がして、吐き気までして、目の前が急速に暗くなっていく。目蓋を閉じ、歯を喰い縛ってなんとか意識を保つが、それもいつまで保つことか。
(なにしてるんだ、行司! 早く分けろ! でないと、私は、も、もう……ん?)
 胸中に詰りながら薄目を開けた凜が見たのは、軍配を高々と突き上げている行司の姿。
 その身体が西側を向き、軍配をまっすぐ鋭く振り下ろす。
「勝者、佐伯凜! 佐伯りぃぃいんっ!」
 途端にドッと沸き返る会場。
 土俵に駆け上がってくる介添人たち。
「勝ちました、勝ちましたよ、先輩ぃいっ!」
 涙に濡れた瞳を眩いばかりに輝かせた後輩の女子部員と、
「美柚子ッ! しっかりしろ、美柚子ぉおっ!」
 真っ青になっている他校の男子部員に手足を取られ、美柚子から引き剥がされて、ようやく凜も理解した。
(勝った……のか……勝てた、んだ……)
 これでトドメと力んだのか、ビクトル投げを極めた瞬間、妖精のようにほっそりとした美少女はブリブリブキュキュッと排泄してしまったのだ。
 限界を遥かに超えて我慢していたらしく、土俵の真ン中に座り込んでいる美柚子はなおもブリブリブパブパと大量の下痢便をヒリ出していた。
 呆然としたままの凜の鼻を、ふわりとくすぐるスカトール臭。
 美柚子自身は白く細く、雪の結晶のように透明感のある美少女なのに、その清らかな外見とはうらはらの、ねっとりと濃い粘着くような臭気だ。
 なのにその顔は、敗北の悔しさと排便を観られているという羞恥に頬を赤らめてはいるものの、強烈な便意から解放された悦びなのか、それともすべて出し切ったという充足感なのか、見惚れるほどに晴れ晴れとしていた。
「最後の試合なのに、負けてしまいました……おめでとう、佐伯さん……」
 弱々しい声で祝福され、ぎこちなく肯く凜。
(これで、終わり……なの……か? こんなので、勝って、いいの……か?)
 左肘は砕かれ、左脚の筋は伸びきってしまったが、勝ちは勝ちだ。
 頭では分かっていても、心がなかなか納得しない。
 闘牝が純粋な格闘技であれば、明らかな負けだ。
 ルール上では勝っていても、こんな勝ち方、嬉しくはない――が。
(いや、まあ……どっちでもいいか)
 私もすべて出し切った。
 闘牝としては勝ちだが格闘技としては完全に負けていたのだから、いまから仕切り直しても勝てるわけがない。
 そう思った途端、すべての緊張が一気に解けた。
 身体中から力が抜け、たちまち目の前が真っ暗になる。
「あ……しっかりして、先輩ッ!」
 慌てて抱き締めてくれた少女の腕の中で気持ちよさそうに頬を緩め――。
 ――ぶりっ! ぶきゅっ! ぶぴぴっ!
 腹の中に溜め込んでいた下痢便を、怒濤の如く迸らせる凜。
(うはぁ……き、もち……イィィィ……)
 ずっしりと重かった下腹が、爽快な解放感に満たされていく。
 切れ長の瞳を恍惚に細め、媚薬に熟した勃起乳首をピクン、ピクンと痙攣させながら、大便だけでなく小便までをもピュルル、ピュルル、と迸らせる。
 こうして、第百八回学生闘牝大会は幕を閉じた。


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