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野田の隠れ家 Season6
【OL/お姉さん 官能小説】

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桃奈との出会い-1

歩いて、シェラトンホテルのロビーに向かう。

広いロビーで、これでは見つけられないだろうと思い、
『入り口の、ドアマンの近くに立って待ってます。』
と、ピーチさんにメールを入れる。

2〜3分ほどで、
『マサさんですか?』
と、1人の女性に声を掛けられた。

声を掛けてきたのは、ピーチこと桃奈だった。
掲示板では、お互いのことを“ピーチ”、“マサ”というハンドルネームで会話をしていた。

ワンピース姿の、けっこう綺麗な女性である。
丁寧にお辞儀をするピーチさん。

ワンピースの胸元がダブダブなので、お辞儀をすると、胸元が開いて、ブラジャーに包まれた、綺麗なおっぱいが見えてしまう。

膝丈のワンピースの裾から出ている足は、なかなか綺麗である。
けっこうスタイルは良さそうである。

歩いて行ける、居酒屋のような店に入る。
冷房が効いていて、涼しい。

お互い、まず簡単な自己紹介をする。

『ピーチというのは、桃奈 という名前から取ったんですね?』
『はい、そうなんです。単純でしょ?』

桃奈は、明るく笑いながら、話す。

笑顔が絶えないので、35歳という年齢の割には、若く見える。
スタイルも、ごくごく普通体型で、何より気さくで話しやすい。

ベトナムの地ビール 333 (バーバーバー)で乾杯をする。

桃奈は、独身だと言う。

『こんな、休みのたびに旅行に行ってしまう女、誰ももらってくれないですよ(笑)』
と、笑い飛ばす。

野田は、
『俺は、バツイチです。』
と、ウソをついた。

今までにどんな国に行ったか、どこの国が良かったか、そんな話題で話が弾む。

夜の7時ぐらいに、居酒屋を出る。

『そういえば、どこのホテルに宿泊してるんですか?』
と、歩きながら野田が聞く。

『そこのボン セン ホテルです。』
『え? 俺と同じじゃないですか!』

『え〜、そうなんですか!!』

ドンコイ通りで、手頃な値段で泊まるとしたら、“ボン セン ホテル”か、“サイゴン ホテル”を選ぶ日本人が多い。

今回、野田と桃奈は、偶然同じホテルだった。

隣りは両替所だし、ドンコイ通りのど真ん中という立地が、多くの日本人観光客に選ばれる理由だと思う。

『じゃあ、ホテルはすぐそこだし、もう1軒、どこかで飲んで行きませんか?』
と、桃奈が提案する。

野田に断る理由はない。

桃奈は、寂しかった。
同年代の女性は、みんな結婚をして、子育てに奔走している。

特に今の職場が居づらい訳ではないのだが、唯一の趣味である海外旅行を一緒に楽しんでくれる同僚はいない。
だから、いつも1人で海外に出掛けている。

1人で旅行をするのは、別に苦はない。
女同士で旅行に行っても、結局、途中でケンカになってしまう。

だったら、1人旅の方が気楽である。

しかし、たまに、海外の美味しいものを食べた時に、
“美味しいね”
と、言い合える仲間が欲しいとは思っていた。

目の前の野田という男は、悪い人ではなさそうである。
一緒にいる時間が楽しいと思える。

本音で言うと、彼とセックスをしてもいい思っていた。
桃奈に、彼氏はいない。

たぶん性欲は、かなり強い方だと思っている。
桃奈の初体験は、大学3年の時だった。

友達と比較しても、遅い方だった。
しかし、セックスを覚えてからは、桃奈は性に対して貪欲になってしまった。

正直に言うと、毎日でもセックスはしたい。
生理中でも、出来るなら誰かに抱いて欲しいとさえ思うことがある。



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