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元彼
【元彼 官能小説】

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元彼2-3

「ほっ…本当はね…昔付き合ってた時も…ずっと寂しかったの…っ…」
拓哉は行為を中断させて、私の涙を拭ってくれた…。
「拓哉は、考え方が私よりもずっと大人だったから、それに心が付いていけなくて…。甘える事でしか、自分の居場所を感じられなくて…」
「アキ…」
「私ね、別れてから気が付いた事、沢山あるの。拓哉が一生懸命愛情をくれても私は甘えてばっかりで、拓哉の気持ちに応えてあげた事無かった…。拓哉がいなきゃダメって、すがってばっかりで…。何で一言、拓哉が居てくれるから私は大丈夫だって、言わなかったんだろうって…すごく後悔したの…。ごめんね…拓哉…今度は、私が拓哉を支えるから…」私は精一杯笑ってみた。涙で目も鼻も真っ赤だったけど、拓哉が安心できるように…。
「あっ…拓哉!」
いきなりきつく抱き締められた。
「ごめん…俺あの時余裕がなくて…学校の事とか、色々あって、お前の事好きだって自覚がだんだん無くなって…俺、逃げてたんだ。自分の気持ちからも…現実からも…だからっ」
私は拓哉が言い終わる前にキスをした。
「…もう、大丈夫だよ…拓哉を誰も責めないから。私、今すごく幸せだよ?こうしてまた、拓哉に愛してもらって…。大好きだよ…拓哉」
私は拓哉に両手をいっぱいに広げて見せた。拓哉の目が微かに潤んで見えた。
「アキ!」
拓哉は私に抱きついて、さっきよりも激しく求めてきた。
「あっあっ…タクヤァ」
「アキ…好きだ。大好きだ!」チュパッ、チュルッ、チュルルゥッ!
「あっ…はぁっ…はぅう!私も…」
拓哉は再び私の胸にむしゃぶりつき、胸元に大量のキスマークを付けていく。さっき中断されたこともあって、熱くなった私の体はそろそろ限界…。
「拓哉…もぅ…」
「…いいの?」
「ん…来て…」
拓哉の亀頭が私の入り口にあてがわれる…。それだけなのに…すごく熱い…。
「はぁ…いくよ?」
「んっ…あっあぁぁあ!」
「くっ…きつっ…」
「あ…すごいよぉ!入って来るぅ!あんっあっあぁう…!はぁ!」
「はっ…はぁっ…あっ、くぅっ!お前気持ち良すぎ…腰が砕けそうだ…」
「あぁっ…私…もう力入んないよぉ…んぁ!あっ!あぁあん!激しすぎるよ!」
拓哉は物凄い速さでピストンしてくる…息が止まりそうな程の電流が、アソコから全身に駆け巡っていく…。「あっあっあっあん!気持ちいい!」
「はぁっ…はぁっ…アの中キ…気持ち良すぎて…気が狂いそうだよ…」
「んぁっあっ!っ拓哉ぁ!あっ…イイっ!イイのぉ!そこイイ!もっとぉ!」
部屋にはもう、二人の息づかいと、ベッドの軋む音、淫猥な水音と、私の喘ぎ声しか聞こえない。五感を駆使して、全身で拓哉を感じる。もう限界が近づいていた…。
「はぁっ…はぁっ…はっはっ…ぁ…アキ!…もぅ…」
「ぁあんっ!拓ぅ…いっ一緒に…っあぅ!はぅっ」
「はぁっ…はっ…イク…イクっ!」
「あっ…拓哉ぁ…っ!」
「…っアキぃ!」
「あぁぁぁあんぅ!」
瞬間、私たちは互いをきつく抱き締めて、一緒に果てた。意識が丸ごと天国へ飛んでしまった気がした。最上級の快楽。そのままの態勢で息切れをさせながらベッドに倒れこんだ。
「はぁ…はぁ…」
「はぁ…はぁ…」
抱き合ったまま、ただお互いを見つめて、はにかんだ。
「アキ…」
「ん…?」
「俺…もう絶対離さない」
「拓…。うん!私ももう、離れない!」
「「大好きだよ…」」
これからはもう…自分から逃げない。自分の人生から、愛する人から…。今度こそ、私が拓哉を幸せにする。私の元彼は…もう今彼…。


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