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再会した肉体
【姉弟相姦 官能小説】

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再会した肉体-3

思いがけず豊に襲われたときも、こんな風にさやかが待ちきれずセックスを求めてしまった。当時付き合っていた人と別れたばかりで、寂しくて豊の部屋で他愛ない話ばかり聞いてもらった。口数は少ないがちゃんと目を見て相槌を打つ豊に癒される思いがあった。男子高校生の豊に軽い気持ちでハグしたりしたのも間違いが起きた原因の一つだろう。
最初は抵抗したが高校生の男子の力に抗いようはない。家に父親もいたのでさやかは大声で叫ぶことは出来た。豊がブラウスのボタンに手をかけたときに、さやかは一瞬考えた。もし、父親に助けを求めたら豊はどうなってしまうのだろう。家族の体裁を保つため警察に突き出されることはないかもしれない。でも、豊は家族に対して一生引け目を感じて生きていくだろう。
母親のいない家庭環境でも、豊は反抗期もなく、非行に走ることもなく、父や姉の言うことを素直に守れる人間に育った。さやかが今まで見てきた豊は気持ちも優しく、怒りや暴力とは無縁の弟だった。
自分の貞操を守ることよりも、弟を傷つけたくないという切実な姉としての意思が勝った。豊にこの凶行をレイプだと思わせるわけにはいかない。
自ら日常の悩みなどを打ち明けるタイプではない豊にも、思春期特有の他人には言えない心の葛藤はあるはずだ。だからと言って実の姉を手込めにして良い理由にはならないが。
さやかは下着姿にされて、豊に恐る恐る手で胸や脚を撫でられる。逃げたしたい程の気持ちだったが、不思議と求められる嬉しさがあった。いつも母親のような目線で弟に接してきたさやかには、この力任せの性交も、甘えられていると感じた。また、そう思うことだけに二人の救いがあると信じた。
時間が止まったような茫然とした心持ちで、さやかは仰向けの体勢で服を脱ごうと一旦離れた豊を見上げている。目は血走り、制服のボタンを外す指は小刻みに震えている。表情も今にも泣き出しそうな強張ったものだった。さやかはその顔を見て、多分これと比べたら私の顔はそれほど歪んでいないんだろうと思った。
豊、可哀想。心配してあげてる場合じゃないのに、そう思うと少し冷静になってきた。豊の表情が冷淡じゃなくて良かった。悪いことしてるって分かってる。いつもの豊みたいに動揺も見せないでされるよりまし。
さやかは心の中で呟いた。豊、大好きだよ。ごめんね、豊だけのせいじゃない。私にも隙があった。でも、終わったら一回頬っぺ引っ叩くからね。それでおしまい。仲直りしようね。
豊は慌てながら何とか着衣を脱いでいき、ベッドの端や下の床にYシャツやズボンが雑に放たれる。やっとのことで辿り着いたトランクスを押し下げると垂直に近く屹立した豊の性器が顔を出した。


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