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再会した肉体
【姉弟相姦 官能小説】

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再会した肉体-1

父親の葬式でさやかは涙を見せなかった。喪服に身を包み、気丈に振る舞う姉を見て、豊は胸につまされるものがあり、同時にきれいだと思った。
五年振りに再会したさやかは三十になったばかりのまだ熟女とは程遠い若々しい女だったが、豊が別れて最後に見たさやかとは全然違って見えた。母親になったことも大きいのだろうが、より落ち着いた大人の女になった。
豊が高校生のときに力づくで犯したさやかは、結婚して娘を授かったが、一年前に離婚して実家に出戻った。父が亡くなり、これからどうするのだろうと豊は心配していた。
「この家も処分してどこか部屋借りようと思うの」
火葬場から実家に帰った後で、さやかは豊に笑顔を向けながら言った。
「家を売ったお金は豊にも半分渡すからね」
既婚者の豊にとっては有り難い臨時収入だったが、片親で生活の大変なさやかの手前辞退した。さやかはそれでも聞かなかったが、豊も意地を張り続けたので結局後日また相談することで一旦終わった。
「奥さんはどんな人なの」
豊は式も挙げずに籍だけ入れたのでさやかはおろか、結局父親にも会わせることはなかった。そのことは少し後悔している。
「同い年で、優しい良い人だよ」
「そう、良かった。お父さんも二人で帰ってきて欲しそうだったのに、何で帰らなかったのよ」
「ごめん、仕事も忙しかったし、なかなかね」
不思議な気持ちがした。こんな風にさやかと普通に会話出来るとは、豊は想像していなかったのだ。実家に帰る足を躊躇わせたのは、さやか以外他になかった。ここに戻ったら自分がどうなってしまうか分からない。
豊は恐かったのだ。忘れようとした記憶をまたぶり返されることが。さやかを無理矢理押さえつけて服を剥がしたこと。その後さやかが嫁ぐまで父の目を盗んで愛し合っていたこと。燃え上がった姉への危険な愛情も、姉の透き通った美しい体も肌の感触も忘れたままでいたかった。
墓まで持っていく秘密だと、豊は心に決めていた。実家を出て、東京で仕事をしている今あのことを深く自発的に思い出すことはない。でも、たまに夢を見る。自分の真下で顔を歪めながら吐息を漏らすさやかを。


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