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芳恵叔母―フルハウス
【近親相姦 官能小説】

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噂通りだったのね?-1

 だが、今は、自身の危機だ。芳恵にしてみれば、それほど醜悪な男性の股間を見たことがない。それをどこであれ、カラダの中に受け入れるなど、考えられなかった。
 「強いられるのが好きなんだろ?前回、芳恵君が初めて拒んだその様を見て、僕はすぐにわかったよ。君は実は、オトコの手によって、少しみんなとは違う性感を持っている。虐げられるのが好きなはずだ」
鴨居老人はそう語りかけながら、そのヒトの手によって造り替えられた醜悪な局所を、芳恵の顏に押し付けた。
 顔を背けてしまおう、そう思った時、芳恵のカラダに電気が走る。鴨居老人は悠々と芳恵の逆さになった顔に股間を押し付けながら、カラダを折り、彼女のふとももを抱えると、芳恵の秘所に顔を埋めた。唾液の少ない乾いた舌が、敏感な個所をなぞり、彼女の中に入ってくる。その感覚、おぞましくもあり、戦慄とともに快感の電気が走ったのだ。
 (なんという皮肉なの・・・)
芳恵はかつての蟻地獄に再び惹き込まれていく予感がした。
(彼と出会えたばかりなのに・・・)
それは芳恵の肉体に過去、植え付けられ、刻まれたものが目覚める予感であった。運命、というものが実在するものであるかのような、幕が開け、そのまま暗転したような気がしたのだ。
(やっぱりアタシ・・・歓びに耽溺してはいけなかったんだ・・・)
 芳恵の脳裏に、漆黒の闇が広がり、それがやがて人の形を成してゆく。それらは、オトコのカラダつきを成し、時にはオンナのカラダつきを生じ、次第に様々な顔もはっきりとしてくる。
 皆一様に、裸体の芳恵を嘲笑し、罵声を浴びせ、彼女の心を蝕んでくる。
 彼らは口をそろえ、芳恵に囁きかける。
「お前の悦びは、常人とは違う。生殖のためのセックスなどもってのほか。責め甚振られる時にこそ、お前の真の悦びになる、そう躾けてきたのだ」
と。


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