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芳恵叔母―フルハウス
【近親相姦 官能小説】

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煽られる羞恥心-1

 彼が、ちょっとした用事ということで、瑠璃子夫人に呼び掛けられ、出て行ったはずなのに、なかなか帰ってこない。芳恵はひとり書庫に残され、何度となく書庫入り口を窺っていた。
「書類整理に集中していれば、すぐに帰ってくるわ」
自分に言い聞かせるように、芳恵は手元の書類を繰るが、急に眠気を覚えた。
(昨日はそんなに激しく求め合わなかったのに・・・)
眠気の訳を連日のセックスを思い浮かべたものの、昨晩は愉しく心地よい同衾であった。
 (あ、ダメだ・・・瞼が重い・・・)
ほんの少し、ほんの少し、目をつぶるだけ、そう言い聞かせ、芳恵は瞼を閉じてみた。その数舜後、彼女は軽い寝息を立て、深く眠り込んでしまった。
 目を覚まして慄然した。芳恵もまた全裸であった。しかもカラダを折りたたみ、足が頭の上にある。背中が冷たく硬い。見回せば、そこは書庫ではなく、いつの間にか鴨居老人のデスクの上。
 起き上がろうとしたが、果たせなかった。両の腕がデスクの脚から動かせない。手首辺りに違和感があり、どうやらデスクの脚に両腕が縛められていると知った。
 両腕だけではない。足首が頭の上にあるあられもない姿。その足首にはロープが巻かれ、引っ張ると、足首が痛み、縛められた手首傍の縄らしき感触が腕に擦れて痛かった。
 首の後ろはデスクの端の境に置かれており、彼女の頭を支えるものがなく、顔を起こすには首筋を浮き上がらせ、腹筋を使わなければならなかった。
 (う、うそ?なんでアタシ、こんな格好で縛られているの?しかも全裸で?)
思い当たるのは鴨居老人だった。
 足音がした。目を向ければ、廊下から鴨居老人が現れた。トイレでも行ったのだろう、洗った手を持っているハンカチで拭っていた。
「おお、気が付いたかね?」
老人の声は高揚し、愉しげだった。
 「しかし驚いたよ、芳恵君。女房があの坊主を連れて、事務所を出た後すぐだ、書庫でいきなり音がした。誰か倒れたような音だったんでね、驚いて駆けつけてみると、君が昏倒しているじゃないか?」
芳恵は、一服盛られた、と思った。思い浮かぶのは、夫人が手渡した冷たい紅茶。紅茶らしからぬ苦い味があったような気がしたが、喉が渇いていた、一気に飲み干してしまったのだ。
 夫人は二本、自分と彼に渡した。彼も飲んだのだ、クスリを盛られたとすれば、彼も昏倒したに違いないが、一体何のために夫人があのようなクスリを混ぜた紅茶のペットボトルを飲ませたのかわからなかった。


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