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赤ずきんの秘密
【複数プレイ 官能小説】

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一夜の夢-4

もう主人とはかれこれ一年半ぐらいないのだから、心なしか体の線がどんどん弛んでいくような気がしていた。
女は男に触れられないとだんだんと退化してしまうものだろうか?
年齢によるものもそろそろ目立ってくる時期なのだろうけど、逆に緩んだ女に男の方が興味を示さなくなってしまうのだろうかと思えばあまりにも哀しい。
そうなのだ。ああやって寄ってたかって犯された夜から気のせいか体に張りを取り戻したような気さえしていたのだ。体の疼きの原因は案外そんなところにあったのかも知れない。

「あっ待って・・・出る・・・」

「いいのよ、お口の中に出しても」

「もったいないじゃない。せっかく思わぬ再会を果たせたんだから」

この人はまた訪ねてくるかも知れない。でも、私がどこでどんな暮らしをしているのかも知らない。
また行き擦りに過ぎないのだと思えば、心のどこかで思うがままに淫乱な女を演じさせた。
そうする事によって私はまたさらに若返るような妄想に囚われたい。
浅黒く形のいい男根を咥え込み、カブリを振って貪ってみせた。精の湛えを感触を手のひらで弄び、会陰部から肛門にまで指先で刺激を与えた。
視線を上げて、男のその恍惚とした表情と目が合うと恥じらいもなく私は興奮を覚える。
たまりかねて男は私の口膣から体を離した。
今度は交代とばかりに男は私の股間に舌を忍ばせてきた。
それは心地いいものだけど、熱くなり過ぎた体には優し過ぎる愛撫で眠気を誘う。

「あんっ・・・やだ、恥ずかしい・・・」

体を折り畳まれて割れたその部分が真っすぐ天井の方を向くようなポーズを取らされた。
そうして花びらはおろかお尻の穴にまで舌先が遠慮なく挿し込まれてくる。

「こっちの穴もイケるみたいだったじゃない」

「ウソぉ!」

「上と下で同時に突かれて気持ちいい、気持ちいいって喘いでたじゃないか」

「ちょっとぉ・・・その喘いだとか言わないでよ」

「とてもきれいだったよ。今みたいに・・・」

そんなことまでされてたなんて信じたくはないけど、確かに感触だけは残っていた。
あの時は体中の穴という穴を一度に犯された気がして、気を失ったのか疲れ果てたのか目覚めたら体液のしたたる体で慌てて帰宅してしまったのだ。

「ねえ、もう欲しい・・・」

脚を折り畳まれたそのままの態勢でずぶりと突かれた。
見た目も太くて形のいいものだったけど、体で受け止める感触はそれよりも図太く感じられて奥にまで達した瞬間からもうすでに膣壁がふるふると痙攣を始めている事がわかった。

「あぁ・・・いいっ・・・いいっ・・・」

「あぁ・・・あぁ・・・なんてエロい体なんだ・・・」

膝頭に手を当てられて押し込まれる旅に足が開かれる。
そのせいか膣孔が縮まったような窮屈感がして薄目に見える電灯の笠さえも白くぼやけて映っていた。
引き攣った絶頂の悦びに震えながら、もうどうでもいいと思ったけども一抹の不安に私は囁いた。

「中はやめて・・・危ないの・・・」

「じゃあ、こっちでフィニッシュは?」

「あぁ、ヤダ・・・そんな・・・」

少し舐められたかと思うと指を突っ込まれたのちにそれはまたずぶりと後ろの穴に入ってきた。
痛い・・・でも突っ込まれてしまってからジタバタしても仕方なく、しばらくすると不思議なぐらいその感触に体が馴染んできた。あぁ・・・私、いまお尻の穴を犯されてるんだ。
一度抜き払うと今度は体を返されて後ろ向きにまたお尻を責められた。
こっちの方がいくぶんは楽でスムーズな気がする。
ただ、おなかの中を突かれているだけにあの感覚がわき立ってきて、シーツを汚してしまったらどうしようかとも思う。
それ以前にそんな事になってしまえば恥ずかしくて生きてはいられない。
快楽の代償とはきっとそういったものじゃないだろうかと急に難しい事を思ってしまう。
男は好き好んでそんなところに挿し込んでいるのだから、それは自業自得というものなのだろうけど。

ぶちゅうと生暖かい感触がおなかの中をなめらかに滑らせた。どうやら終わったみたいで少しほっとする。
この男はマニアックなところがあるのだろう。自分が汚したそこをまた丁寧に舐めてくれた。終ったと感じたその瞬間にあの時の感覚が体の底によみがえった。乳首が痛くて体中の穴が拡がったような感じがする。
客室の見覚えのある四角い掛け時計を見ると午前12時を少し過ぎていた。
私はまた、取り急ぎ男の体液を体に宿したままで慌てて家路を急いだのだった。



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