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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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   夜の狂宴の前に 香澄の性春 その1-8

「見える?ここが女の子の一番大切な場所。」
そう言いながら史恵は自分の割れ目を捲るようにした。
「見えるでしょ?このビラビラで、中を守っているの。
 これが大陰唇。で、こっちが小陰唇。」
史恵が〔ビラビラ〕と言って引っ張ったものは、
史恵が言うほどビラビラした感じはしなかった。
その疑問に答えるように、史恵が言った。
「個人差があるらしいわ。形も、それぞれの部分の大きさや長さ、厚みも。 
 でも、場所に大きな違いはないから、覚えておいて損はないと思うわよ、匠君。」

香澄は気になって、史恵の視線を追いながら史恵の話を聞いた。
「ほら、ここをこうやって……。ね?ヌルヌルしてるのが、溢れて来るでしょ?
 これが愛液。潤滑油みたいなものよ。
 これがこんな風に出てくるのは、女の子が感じている証拠。」

香澄の思った通りだった。
史恵は、匠の顔をずっと見ながら説明しているのだ。
豊や香澄には目もくれずに、匠の目だけを見つめながら、
自分の身体の説明をしている。
(えっ?それってどういうこと?史恵、豊君に教えているんじゃないの?)

「ほら、ここに小さい突起があるでしょ?」
史恵は左手の指でビラビラを捲り上げながら、右手の人差し指で小さな突起を指した。
「これが、クリトリス。女の子の一番敏感なところ。
 ここを、こんな風に……。ああ、擦ったり……。あん。押し付けたり……。
 こうすると、どんどん気持ちがよくなるの。」

そう言いながら史恵はゆっくりと自分のクリトリスを刺激し始めた。
史恵の指が小さな突起に触れるたび、史恵の身体がピクピクッと動く。
時折史恵の口からは「あん。」とか、「うっ。」という、
気持ちよさそうな呻き声が聞こえる。

香澄は自分の股間を、そんなに細やかに見た経験はない。
しかし、小学生の頃から、股間に何かを押し付けた時のむず痒いような、
何とも言えない気持ち、
そして、思わずもう一度味わいたくなるような感覚は知っていた。
しかし、それをした時のどことなく後ろめたい気持ちも、同時に味わっていた。

今、史恵がそれとは比べ物にならないほどの快感を感じているのだろうことは、
史恵の反応からも容易に想像できた。
(あの、不思議な、何とも言えない気持ち良さ。
 それ以上のものを、今、史恵は感じているんだわ。
 その正体があの小さな突起、クリトリスなんだ。
 わたしも、あそこをあんな風にすれば、あんなに気持ちよくなれるのかしら。)
香澄は正直、今すぐに自分の股間に手をやり、
自分の身体で試してみたいような思いに駆られた。

「ほら、さっきよりも、濡れ濡れ。
 やだ。お尻の方まで垂れて来ちゃった。
 ア、ちなみに、ここはお尻の穴。アナルって言うの。
 初めての男の子は、間違えてこっちに入れようとして失敗することもあるんですって。
 こっちで楽しむ女の人もいるみたいだけど、それはまだまだ先の話かな。」

お尻の穴まで見せて恥ずかしくないのだろうか。
そう思いながらも、香澄も、次第に最初に史恵の股間を見た時に感じた恥ずかしさは、
だいぶ薄れてきた。
(恥ずかしいもの、って考える方がおかしいのかしら。
 史恵は、恥ずかしがるって言うよりも、
 むしろわたしたちに見せて喜んでいるようにさえ見える……。)

「いつまでも説明していても仕方ないから、そろそろ試してみようか、豊君。」
史恵はそう言うと、初めて視線を豊に移し、手を差し出した。

「わたしの横に来て。手で触るにはその方がいいわ。
 ねえ、割れ目に沿って指を動かしてみて。
 ああ、そうよ。ああ、いいわ。
 そう、そうよ、めり込ませて。そう、指、中に入れていいのよ。」

豊の指先は史恵の割れ目から染み出てくる愛液を指先に塗り付けるようにしながら、
上下に何度も往復していく。
「ああ、いい。ね、ね。もっと、深く。めり込ませて。
 そう、中を、掻き回すの。あ、ああ。
 あ、いい。そこ。そこよ。そうよ、そっとよ。ゆっくり。そ、あ、ああ。」

豊の指の動きに合わせてグジョグジョという音が香澄に耳にも届いてくる。
いかにも卑猥な音に興奮したのか、豊の指の動きはさらに激しくなっていった。
豊の人差し指はほとんど見えなくなくなるほど、割れ目に入り込んでいた。
「ね、ね、指、もっと、奥まで、奥の方を掻き回して。」

豊は人差し指を引き抜くと、手の平全体で割れ目を覆うようにして、
中指を押し込むように割れ目に沈みこませていく。
「ああ、ねえ、豊君。上手よ。ねえ、そのまま、壁を擦る様に動かして。
 あ、あ、そ、そうよ。もっと、もっと速く。
 い、いいわ。もっと、もっと動かして。」

香澄は横目でちらちらと豊の手首の動きを見ながら、
さすがに野球部のエースだなと、妙なことに関心していた。
ただそれは、実際に愛撫を受けている史恵も同じように感じたようだ。
「あ、ああ、いい、その手首のスナップ。もっと、もっと、強く。
 そう、ストレートも、変化球も、両方いいわ。」

(変化球?曲がるボールのこと?あの動きとどこが関係あるのかしら。)
香澄はまだ自分はされたことのない、割れ目への愛撫を興味深そうに見つめた。

史恵は豊に指示を出しつつ、喘ぎながらも、ペニスへの愛撫を忘れてはいなかった。
時には掌で二つの玉を包み込むように愛撫しながら、唇を、舌を動かし続けている。

「ね、ねえ。豊君。
 クリトリス。指で触ってみて。
 そっとよ。最初はそっとよ。」


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