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夢と現の狭間の果てに
【OL/お姉さん 官能小説】

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不倫の顛末-7


          ※


 ノックの音で私は反射的に手が止まる。
 バレた?というか誰かがトイレに入ってきた音さえ聞こえないくらい夢中になっていた自分を恥じる。

 「私だが…そのままドアを開けてくれないかね」

 係長の声。私はあそこに手を入れたまま動けずにいる。

 「頼むよ、このまま誰か来てしまったら私は変態扱いされてしまう」

 女子トイレに入っておいて変態扱いされるのを懸念する係長もおかしい。入った時点で変態なのだから。

 「誰にも言わないから、私にも “見せて” くれないかね?」

 ああ…バレている。私がここで何をしているかなんて、係長は既にお見通しなんだ。
 ぬるり…と指を抜き取り、私は黙って鍵を開けると係長が音も無く個室へ入り込んできた。そして改めて鍵を掛ける。

 「済まないね。私もよくやるから気持ちは分かるよ」

 言いつつズボンを私の目の前で脱ぎ、パンツまで下ろすと、もうギンギンにそそり勃ったペニスが目の前に躍り出た。
 係長は便器に座る私の前で徐ろにしこしことペニスを扱きだす。

 「大丈夫、君も同じだろう?一緒にしようじゃないか。その方が効率的だろう?」

 効率的?この人は何を言ってるんだろう。
 ただ私の目の前でおちんちんは硬くなっていって、男の人のオナニーなんて間近で見たことなんかない私はそれ一点に目が向いてしまう。
 効率的かどうかなんて分からないけど、私は目の前で扱かれているおちんちんを見つめながら、やがて割れ目へと手が向かっていった。
 駄目なことと分かっていながら、それでも私は醜態を晒し続けている。
 係長の先っぽからはもう我慢汁が出ていて、それを自らの手で塗りたくり亀頭がどす黒く光っている。

 私は無意識に舌を伸ばしていた。
 枯渇した井戸から水が漏れているのを舐め取るように、私は我慢汁を舌で掬い取る。
 手伝い、そうこれはただのお手伝いで…。

 「ちんぽ好きだね、櫻木くんは」
 「違います…これは、ただ…」

 ただ…なに?おちんちんが好きなんて言われてそうですなんて言えない。でも、ただ何なのかを説明する理由付けも見当たらない。
 だから、黙ったまま私は先っぽに唇を当てて吸い付く。濡れ方が普通じゃない。秘裂は更に熱くなって愛液が止まらない。私の右手も止まること無く自分を慰める道具と化している。

 「櫻木くんの大きなおっぱいが見たいな」

 その言い方もねっとりとしていて私を興奮させた。性的な対象として見られていることが恥ずかしくもあるのに、私は何故か胸がきゅんと熱くなって、自らボタンを外していった。

 「いいね、このでかいおっぱいが男を唆すのか」

 ブラまで外すと係長は溢れた乳房の片方を揉み出した。

 「あっ」

 出すつもりは無かったのに呆気なく声が漏れる。だから私は声を出さないように男根を、硬くて逞しいオトコを根元まで頬張った。
 口の中でいっぱいに感じる男の感触に脳が痺れる。唾液も止まらない。
 すごい…硬い。私、すごい…興奮してる。
 重点的にクリトリスを弄って私はより興奮しようとしている。乳首をつねられる痛みまでが興奮材料になる。

 「ああ、出てしまうよ櫻木くん。離しなさい」

 出る…。精子が…。
 私は吸引を強めて顔を前後させると、係長の制止を聞かずに射精を促す。

 「う、ああっ」

 係長は耐えきれずに私の口内で射精した。勢いよく喉奥に当たる精液。これが膣内で出されたらと思うだけで背中がゾクゾクとした。
 とくんとくんとまだ出ているそれを私は飲み干していく。

 「ちんぽだけじゃなく精子まで好きなんだな、櫻木くんは」

 頭を撫でながら係長はそう言った。
 私は何も言わずに最後の一滴まで吸い取ると、ペニスから口を離す。

 「 “困ったら” いつでも声を掛けなさい」

 パンツとズボンを履くと係長はそう言って個室から出て行った。半裸の私は取り残されたまま、ただぐったりとすることしかできなかった。


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