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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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家族旅行での出来事 1日目 午後の出逢い-6

廊下の突き当りで真奈美が振り返り、叫んでいる。
「お母さ〜ん。真奈美、先に入ってるよ〜。」
そして真奈美は振り返りもせずに風呂へ向かった。

香澄は目の前に立った女性の顔をじっと見つめた。
(えっ?なんで?でも、まさか……。)

香澄は絞り出すように言った。
「フーミン……え〜っ?どうして?どうしてここに?」
フーミンと呼ばれた女性は緊張した面持ちから急に笑顔になり、香澄に話し始めた。
「どうしてって、ここ、うちの旅館だもの。」

    和服を着た女性、星野史恵。
    旧姓細川。
    この温泉旅館の女将であり、
    香澄の高校時代の親友だった。

「さっき、帳場の奥から見かけた時に、もしかしてって思ったの。
 で、宿帳を見たら、生野香澄ってあったから。」
「え〜。だったら声をかけてくれればよかったのに。」
「ごめんね。お客様からの予約電話を受けていたから……。」

そう言うと、なぜか史恵は香澄の顔をじっと見つめた。
(な、なんだろう。史恵ったら、こんなにじっと見つめて……。)
香澄はなぜか緊張気味になりながら、史恵に話しかけた。
「え?結婚してからずっと、ここ?」
「ううん。高校卒業して、そのあとすぐに結婚して……。」
「うん。それは知ってたわ。連絡ももらったし。
 でも、その後しばらくしたら連絡が……。」
「いろいろあったのよ。あんな思いして、やっと結婚までこぎつけたのに、
 結局、ダメだった。子どもも二人出来たけれど、別れたわ。
 それから何年かして、この旅館の主人と知り合って、再婚したの。」
あまりにも突然すぎるかつての親友の告白に香澄は言葉を失っていた。

「なんだかんだで、今じゃこの温泉旅館の若女将よ。
 若女将っていうほど、若くはないけれどね。
 まあ、小さい旅館で夫と息子と娘、息子と娘、
 家族6人と、何人かの従業員で切り盛りしてるんだけどね。」
「子どもが4人?」
香澄は正直驚いた。
自分と同じ年齢の史恵が4人の子どもの親と聞いたからだ。

「そう。お互いに連れ子が2人の再婚なの。しかも、それぞれ男と女。
 としもそう離れてはいないわ。」
「そうなんだ。じゃあ、今は賑やかそうね。」
「ええ。息子は二人とも高校を出た後、ここの手伝いをしているの。
 さすがに大学に行かせてあげられるようなお金もなかったしね。
 娘ふたりは夫の方の子が高2。わたしの子は今年から高校生になるの。」
「じゃあ、フーミンの娘さんはうちの子と同い年だわ。」
「あ、さっきのお嬢さんね。へえ、そうなんだ。
 えっ?じゃあ、まだ中学生ってことね。」
「ええ。身体は大人、頭は小学生、実態はこの春から高校生。」

香澄はそこまで話して、真奈美のことをふいに思い出した。
「そうだった。フーミン。ゴメン。
 あの子、ちょっとでも目を離すと心配なのよ。」

真奈美を追いかけようとする香澄を、史恵が押しとどめるように近づいた。
「ねえ、夕飯の後、時間、ある?久しぶりに話がしたいわ。」
「夕飯の後?」
「あ〜。ごめんね。予定があるの。」
香澄は広瀬兄妹と真奈美の約束を思い出していた。

「そっか。そうよね、せっかくの家族旅行みたいだし。
 お邪魔しちゃ悪いものね。」
史恵の顔には明らかに落胆の表情が見えた。

香澄は、予定があると言ったものの、
史恵との偶然の再会を喜ぶ気持ちがどんどんこみあげてくる。
史恵の、明らかに残念そうな顔が、香澄の決断を揺さぶる。
本心を言えば、香澄は史恵との時間を持ちたかった。
(あの、孝志君も、確かに興味はあるけれど……。真奈美と張り合うよりは……。)

香澄は無意識のうちに史恵の手を握りながら答えていた。
「あ、でも、10時過ぎくらいになれば……。」
「ほんと?うちの人にも紹介したいし。
 じゃあ、時間できたら、帳場に声をかけて。
 ねえ、1泊の予定みたいだけれど、もしよかったら、何日か泊って行かない?
 いろいろと話もしたいし、案内したいところもあるし……。
 それよりもなによりも…。」
そこまで言うと史恵はあたりを見渡し、人の気配がないことを確認すると、
香澄の唇に軽くキスをした。

「カスミンも、忘れちゃったわけじゃないでしょ?」
「……。」

史恵は潤んだ瞳で香澄を見つめると、香澄の胸にそっと手を伸ばした。
香澄は史恵にされるままに身体を預けた。
と言うよりも、香澄の思考力は完全にマヒしていたのだ。

史恵の手が浴衣の合わせ目から胸へ忍び込む。
香澄は目を閉じ、まだ史恵にされるままになっていた。
(ああ、この触り方。懐かしい。強引さと言い、その癖、ソフトな触り方。
 史恵ったら、あの頃とまったく同じだわ。)

史恵の手は香澄の反応を確かめるようにゆっくりと動き、
香澄の乳房を包み込みながら、その指先は乳首の先端を触り始めた。

「香澄、あのころと比べても全然変わらない張りね。
 とても子どもを産んだからだとは思えないわ。」
「あ、ああ。ねえ、フーミン。ダメよ。娘が待ってるもの。」
「大丈夫よ。もう高校生でしょ?それに、お風呂の場所はさっき教えたわ。」
「あ、ああ。そ、そうだけど……。」
「ねえ、娘さん、さっき、混浴、覗いてたみたいよ。
 あの兄妹、絶対してたと思うけどな。
 娘さん、何か言ってなかった?」
史恵は香澄の耳たぶを舐めながら息を吹きかけ、乳房をゆっくりと揉んでいく。
史恵は香澄の硬くなった乳首を指先で摘まんだ。
一瞬、ビクッとして身体を固くした香澄だったが、
それ以上に素早く硬くなっていたのは香澄の乳首だった。

香澄は目をそっと閉じ、史恵のされるままになっている。
それに安心したのか、史恵のもう片方の手が香澄の浴衣の裾を割り、
そのまま太腿へ触れた。


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