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城ガール・幽囚
【鬼畜 官能小説】

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生け捕りにされた女子大生-2

「どこから来たのかね?」
突然声をかけられ、二人の歴女は身を固くして振り返った。
「東京からです」
警戒心を抱きながらも、りかが答える。
「おじさんは地元の方ですか」
麻衣がたずねた。作業服に長靴はどう見てもハイカーには見えない。
「儂か?儂はこの石殿山の城主じゃ」
女たちがクスッと笑う。あり得ない話を真顔で語るのが何ともおかしかったが、この男はそう信じ込んでいるのであながち嘘とは言い切れない。

「武田の軍勢に攻められたとき、多くの農民が鍬や鎌を持ってここに立てこもったそうな。それだけ人望が厚かったんじゃろう、城主の蛭間助左衛門は・・・」
 巧みな話術と豊富な知識、人懐っこい笑顔に二人の女子大生はすっかり気を許している。だが、ときどきみせる色欲を含んだいやらしい目付きに、女たちはまったく気付いていない。
「落城の日、この池に奥方や姫が身を投げてのう・・・」
愁いを含んだ男の語り口に歴女たちも真剣に聞き入っている。
「いつの時代も争いの犠牲になるのは女、子供よのう・・・」
「本当ですね」
りかがそう言いながら神秘的な水面を覗き込んだ瞬間、男の右手の拳がりかの鳩尾にめり込んだ。
 間髪をいれず、麻衣の下腹部にも正拳が撃ち込まれた。
「あうっ!」
「ぐえっ!」
奇妙な呻き声が同時にあがり、二人の女はその場にしゃがみ込んでいる。
 素早く麻衣の背後に回り込んだ男は、太い片腕を女の首に巻き付けると頸動脈をグイグイと締め続けた。
 女の全身から力が抜け落ち、その場に崩れ落ちる。柔道でいう締め落としだ。
 続いてりかにも同じようにする。

「女だあッ!へへへ、女を捕まえたぞおッ!」
木陰から飛び出してきた助左は鼻の下を醜くのばし、それでいて眼だけは異様にギラついている。
「まあ待て」
そう言う源造も鼻息が荒く、眼は血走っている。
「美味そうな牝鹿じゃ。だがここではまずい」
そう言うと、りかの身体を軽々と担ぎあげた。


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