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うっかりママさん
【若奥さん 官能小説】

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道庭陽介-1

肌寒くなってきました今日この頃

うっかり癖の直らないわたくし早山みどりは

微妙に薄着をしてしまい、道中寒さに震えながら

息子まもるのお友達の家へ向かっています。

(だって昨日は少し暑かったし、今朝だって日差し強かったのに)

季節の変わり目は朝と夕方とで気温差が発生することがあるのを

すっかり忘れてしまい夏物の薄いスカートにノースリーブという

軽装備で出てしまったのでした。

(む、向かい風が冷たいわ)

ビルの隙間から吹きすさぶ風に、露出した肌はろくに抗うこともできず

まもるのお友達宅へ着くころには大分体力を削り取られていました。

「はぁ、やっと着いた〜」

今日まもるが遊びに来ている道庭臣くんの家のチャイムを押すと

すでに帰宅していた臣くんパパの道庭陽介さんがドアを開けてくれました。

「やあ、まもる君ママいらっしゃい!寒かったでしょう、ほら中に入って」

「あ、ありがとうございます」

家の中に入ると空調が効いており、室内の程よい温もりに

今さっきまで冷え切っていた体が内側から暖まっていくのが分かりました。

「まもるー、もうそろそろ帰るよ」

「えー?迎えにくるの早いよ〜。もう少し遊びたい!」

臣くんとレンジャー遊びに夢中なまもるは

こっちを見向きもせず子供部屋をかけ回りながら盛り上がっていました。

「まあまあ、まだ時間もはやいし良いじゃないですか」

臣パパはそういうと熱いお茶の入った湯呑をわたしに勧めてきました。

「あ、ありがとうございます。わざわざすみません」

勧められた通りテーブルに座って頂いたお茶をすすると

冷えていた体が更に暖まっていき、ようやく顔に精気が戻ってきました。

「ははは、顔の血色が良くなってきましたね。

まだ寒いのにそんなに薄着をしたら凍えちゃいますよ」

ケラケラと笑う臣くんパパに

「おかげで助かりました。今朝は少し暑かったからつい・・」

と少し頬を赤らめながら答えました。わたしの照れ顔を見ていた臣パパは

「それにしても・・」

薄着のせいで身体のラインが浮き出ているわたしを上から下まで眺めると

しばらくバストとヒップを交互に見比べゴクリと喉を鳴らしました。

「奥さん、折り入ってお願いがあります!少しだけ付き合ってもらえませんか?」

そう言って臣くんパパはわたしの手を引っ張るようにして

書斎のような部屋へ連れて行きました。



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