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検事 桐生美鈴
【母子相姦 官能小説】

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母親の遊戯-1

今日こそは早く帰ろうと思っていた美鈴だったが、結局自宅に帰ったのは午前0時近くになっていた。贈賄側の大原源蔵の裁判が一時休廷となったが収賄側の山海幹雄の裁判が始まる。

上司は収賄の山海の裁判は別のチームを当て様としたが美鈴が自分のチームの方が事案に精通しているし、一方の進展がもう一方に影響を与えるとして応援の検事を要請したのだ。

美鈴は応援の検事も指名して要請した。与党幹事長の裁判で有り、色んな所から干渉が予想されるので信頼出来る部下が必要だったのだ。

案の定、与党筋からの検察内部の動きを知る為の働き掛けが絶えないらしい。だが、贈賄の裁判で示した現金の授受の写真は与党内部は元より世間にも大きなインパクトを与えた。

山海の幹事長辞任は時間の問題らしい。機を見るに敏な政治家達は早速山海を見限り離れて行ったとの事。美鈴は、

【これで、政治家達の干渉もかなり少なくなるわ。】
【これからが本当の勝負よ。】

とやる気を出していた。大原からの現金授受の際の高級車は山海の車で運転手がいた。現在、所在不明だが大原の運転手見たいに殺されたのでは無く身を隠してるだけらしい。

受け取った現金の使い道も同じく所在不明の山海の秘書が知っていると思われる。山海も敵が多く、沢山の情報が寄せられていた。

美鈴は与党幹事長山海の収賄罪の裁判も大きな手応えを感じていた。

美鈴は公用車で自宅のマンション前に送って貰い、礼を言うと明日も7時の迎えを頼んだ。公用車の後ろの黒い車に会釈してマンションに入る。

マンションの中の自動ドアの所にも警官が立っている。美鈴が、
  
『御苦労様です。』

と声を掛ける。警官は敬礼をし、

『お疲れ様です!』

と返してくる。美鈴は笑顔で返し、自動ドアを開ける為の操作盤に部屋キーを差し、部屋番号を入れるとドアが開く。

美鈴は、中に入りエレベーターに乗り込んだ。大原源蔵絡みの裁判と言うのもあるが、警察は大原を取材していた山川と大原の運転手の溺死は殺人との見方をしており裁判に関わる主な特捜部検事に護衛や制服警察による立番をしていた。

知り合いの刑事に拠れば、山川や大原の運転手の周りに姿が確認された反社組織の構成員達の所在が不明らしい。身を隠しているのでは無く存在そのものが確認出来無いとの事だ。

組織対策課の捜査官達が反社組織の構成員達に話しを聞くも、山川や運転手に関わったとされる構成員の話しはしたがらないらしい。知り合いの刑事は、

『連中があんなに口が重い事は滅多に無い!』
『大原には十二分に注意が必要です!』
『油断禁物ですよ、検事!』

と忠告してくれた。そして外出時は覆面パトカーの警護に自宅マンション入口には制服警察官の配置がなされたのだ。美鈴も警告を尊重して行動に気を付ける様にしている。

息子の猛にも一応注意する様に言ったのだが自分の周りには何も起こって無いよと取り合わない。

エレベーターを降りて自宅に着くと玄関のドアにキーを差し込みながら、

【猛は今日も起きて、私を待っているだろう。】
【私が入浴するのを。】

と思い、顔が赤くなる。自宅に入り施錠すると居間に向かう。バックや書類入れを居間に置き、寝室で部屋着に着替えて居間の横のテーブルでビールを飲みながら冷凍食品を解凍した遅い食事を取る。

食事が終わった後もビールをもう1缶開けながら、

【止めないといけないわ。】
【息子に自分の裸を見せるなんて。】

と思い悩む。数カ月前から猛が自分の入浴を覗いているのは知っていた。猛は気付いていない様だか息遣いが大きくすぐに判ったのだ。

最初は、扉を開けて入浴している自分も悪いと思い入浴の時は扉を閉じれば解決すると思った。だが次の入浴の時は、無意識に扉をいつもより大きく開けていたのだ。

猛は段々と亡き夫に似てくる。体の大きさはもう少しで追いつくし、顔はもう美鈴と出会った頃の夫にそっくりだった。

夫とは大学に入ってすぐに知り合って、すぐに付き合った。スポーツが好きで体を動かす事が大好きな明るい人だった。誰にでも優しく本当に良い人だった。

彼は最高学府と言われる法学部の大学生には珍しく最初から警察志望だった。同じ法学部だった美鈴が弁護士から検事志望になったのも彼の影響だった。

父親が警官だった彼は警察に入り、特に弱者を狙う犯罪摘発に携わりたい希望があった。そんな彼と2人の両親の反対を押切り学生結婚したのは3回生の時で幸せの絶頂だった。

だが、美鈴の妊娠が判って喜びの最中に彼は交通事故で亡くなった。飛び出した子供を救う為に道路に駆け出し子供を庇ったまま車に跳ねられた。

幸い子供は多少の傷は有ったものの助かり、彼は3日後亡くなった。彼が亡くなった直後は泣き通しだったが彼の子供を産み育てる事を目標に何とか立ち直る。

彼や自分の両親からは、学生で子育ては大変だと諭され、まだ若くやり直せるとして子供を堕ろす事も勧められたがそれは頑なに拒否して産むと決意する。

出産に反対していた両親も諦め、協力してくれる様になり無事猛が産まれる。そして、同時に準備していた司法試験にも4回生の時合格する。

最初から検事一筋で行くと決め、今日に至る。子持ちだが、これまでに多く男性に口説かれた。何人かと付き合ったが続ける気になれず、美鈴から子育てと仕事を理由に断った。

だが本当の理由は亡き夫とのセックスと余りに違ったからだった。夫の、彼の性器は巨大だった。美鈴には彼は初めての相手だったが、こんな大きのが入るのかと思った。

彼は、性器のせいでフラれた事が何度か有ると言った。美鈴に無理して付き合う事は無いと言ったが美鈴は彼が好きで別れたく無いと伝えた。


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