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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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香澄の満足-2

それは大門なりの判断だった。
石原と香澄の夫との会話を聞くまでもなく、大門自身が危機感を持ったのだ。
(このまま普通にこいつとセックスをしていたら、オレたちが必ず負ける。)
それは大門なりの経験からくるものでもあり、勘でもあった。

おそらく石原もそう感じているのだろう。
大門はそう思った。
しかし、石原のことだ。このグループのボスという立場上、
若い連中を前にして負けを認めるわけにはいかないだろう。

だとすれば、奇策に出るしかなかった。
自分たちの行動に対して、驚いたり慌てたり怯えたりするふりをしながらも、
香澄は何をされても結局のところそれを楽しんでいるようにしか見えない。
全ての刺激を快感として受け止め、
若い連中の無鉄砲な行為でさえ、味わっている節がある。

だとすれば、香澄が想像もしないような状況に追い込むしかない。
そして香澄が心の底から許しを請うような場面を若い連中に見せなければならない。
そうしなければ、自分たちの面目は丸つぶれとなり、
明日からボスなどと名乗れなくなってしまう。

石原の地位を常に狙っているように見えて、大門は石原を尊敬していた。
だから敢えてプレッシャーをかけ、石原の奮起を促してきたのだ。

香澄の夫の忠告に対して、石原は本音ではかなり慌てている。
それを隠して強がっているのが大門にはよくわかるのだ。

ただ、奇策と言っても、明確なプランが大門にあるわけではなかった。
ただ普通のやり方ではダメなことだけはわかっていた。
香澄に想像のつかないことをするには、
大門自身が自分の想像を超えることを思いつかなければならない。
(つまりは思い付きだ。気まぐれだ。セオリー無視だ。つまりは自棄だ。)

そう思って香澄の全身を濡らし、砂場に連れてきたのだ。
砂の上を、自分も香澄と一緒になって転がってみて、
大門はその行為がまんざら香澄を攻略することと遠くないように感じた。
今までに味わったことのない感触が大門自身の全身を包んでいたのだ。
どこか童心に帰った、泥んこ遊びのような感覚だった。

香澄の顔からも、どこかしら不安気な表情が見て取れる。
(何をされるんだろう。そう感じていてくれれば第一段階は成功だ。
 かといって、次はどうするか……。)

若い連中は次から次へと水を運び、砂場に撒いていく。
(砂だからなぁ。そう簡単に水が貯まるわけでもないか。
 田んぼみたいにすれば、それこそ泥んこ遊びだが……。
 ?!?!?!?!)

大門は近くにいた達也を呼び、何事か耳打ちした。
達也は素早く駆け出した。

(いったい何を考えているのかしら。
 この人たちの目的は二穴ファックだったはず。
 それを若い子たちも味わった今、まだ後、何があるというのかしら。
 ただ、わたし自身、まだ満たされないものが残っている気がする。
 このままじゃとてもじゃないけれど、家には帰れないわ。)

大門は砂だらけになった香澄の胸を揉み始めた。
砂のザラザラした感触が、散々揉まれ続けた乳房の肌を刺激して、痛みさえ感じる。
特に充血しているであろう乳首は飛び上がるほどの痛みが走った。
それでもその痛みを何度も味わっているうちに、
その痛みが言いようのない快感へと変化していくのが香澄にはわかった。
(何をされても感じてしまう身体になっているんだわ。
 これで下半身を弄られたらどうなってしまうのかしら。)
しかし、大門の手が香澄の下半身に伸びてくる気配は一向になかった。

しばらくすると、達也が戻ってきた。
「ありました。何も植わっていません。」
(???)
「そうか。よし。そっちへ場所を移すぞ。水も照明もそっちに持って行け。
 香澄。いい場所が見つかったようだ。」
大門は再び香澄を抱きかかえ、歩き始めた。

公園の片隅に達也が移動したライトに照らし出された場所があった。
(なに?えっ?花壇?でも……。何も植わっていない……。)

大門は花壇の前で立ち止まった。
達也たちが次から次にバケツやペットボトルで水を運んでくる。
更地の花壇の土は次第に水気を帯び、所々に水たまりができ始めた。
「よし。お前たちは水運びを続けろ。
 石原さん。わかりますか?」
「そうか、大門。うん。こりゃあなかなか面白そうだ。
 おい、香澄。お前も、あいつらと同じように童心に帰るんだ。」

大門は石原が花壇の中に入り、土を掻き回し始めるのを見ると、
香澄の身体をゆっくりと下ろしていった。

「何をするの?身体がドロドロに……。」
「そうさ。泥んこ遊びの始まりだ。
 レイプも二穴も経験済みの香澄さんだが、
 さすがに泥にまみれてのセックスは経験がないんじゃないかと思ってね。
 もっとも、オレたちも初めての経験でな。
 ただ、小さい頃に裸足で田んぼに入った時の、妙な感覚だけは覚えてるぜ。」

大門はそう言うと、田んぼのようになり始めた花壇の泥を一掴み、
香澄の胸に塗りつけた。

何とも言えない感触が香澄の乳房を包んでいく。
石原と大門は泥の中に座り込み、泥まみれになった香澄の乳房を揉み始めた。

「か、香澄。だ、大丈夫か?」
香澄の夫の声がスピーカーから響く。
その声は、明らかに動揺しているのがわかった。

(香澄だけじゃない。香澄の旦那にとっても意外な行動だったみたいだな。)
「旦那さんよ。あんたの奥さんも、初めての感触を味わっているみたいだぜ。
 あんたは経験あるのかい?泥んこセックス。」
「そ、そんな、モノは……。」
「そうか。じゃあ後で感想をたっぷり聞かせてもらうんだな。」

大門はスマフォの電源を切った。


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