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女らしく
【コメディ 恋愛小説】

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女らしく【08】『新入りとライバルと会議』-8

「だったらどうするんだ?」

少し意地悪してやろう♪

「俺は…稲荷の方がマコトを守れるなら…俺は……」

本気で気にしてる…
拙い…このままじゃほんとに式を辞めかねない…

「冗談だよ!冗談!!
オレのパートナーは大和だけ!それに大和は弱くねぇぞ!」
「でも、この前は…」

また、すごくドンヨリとしたオーラを纏う。

ったくもう!

「大和は強い!この前はオレを庇いながらだったからだよ!」

大和の顔をぐいっと掴んで無理やり視線を合わせる。

「大和は強いよ♪オレが保証する!」

お前以上のパートナーはいないよ。

「本当かマコト?」

ああ♪頼りにしてるぜ!

見つめる大和の瞳にはオレが笑っている。

今の状況は、大和と二人っきり…
近くに邪魔者はいないはず。
雰囲気もよし…

今なら……

「やま……」

しかし…邪魔者は廊下にいた……

「離れろワン公!いたっ!爪が刺さってる!噛み付くな!」
「じゃあ、炎もやめなさい!!このエロ狐!」
「エロ狐だあ!?上等じゃねぇか!!表出ろコラァ!馬鹿犬!!」
「ば、馬鹿犬ぅ〜!?私は狼だぁぁああ!!
死ね!毛皮剥いで高値で売り飛ばしてやる〜!!」

壮絶な罵り合い…雰囲気なんかぶち壊しだ!

カチャリ…

廊下に出ると狐本来の姿の稲荷と殺気丸出しの詩乃が取っ組み合いをしていた。

テメェ等…いい度胸してんじゃねぇか…
特に稲荷…お前が至福の一時を邪魔したのはこれで三回目…

自分でもびっくりの冷めた怒り。

「…ま、マコト…落ち着け…」
「落ち着いてお姉様…ほ、ほら笑顔ですよ〜……」

オレの静かなる怒りに気付いた二人が後退りした。
詩乃と稲荷の顔をぎこちない笑みが浮かぶ。

ニコッ♪

それにオレは満面の笑みで答え…

ゴツッ!ゴツッ!

詩乃と稲荷の頭に一発ずつ一撃をプレゼントする。


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