投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

女子大生 麻衣の冒険2
【OL/お姉さん 官能小説】

女子大生 麻衣の冒険2の最初へ 女子大生 麻衣の冒険2 9 女子大生 麻衣の冒険2 11 女子大生 麻衣の冒険2の最後へ

再度、ヨーロッパへ-1

出発当日、早朝に家を出て、成田空港へ向かう。

空港から、内定をもらっている会社に封書を送る。
中には、内定辞退届けを入れてある。

溝田と一緒の会社では、働けない。
これも、自分なりのケジメである。

会社には何も問題はない。
自分の撒いた種で、自分が苦しみ、会社にまで迷惑を掛けてしまった。

今のご時世、すぐに次の就職先が決まるとは思えない。
就職浪人になる可能性は大きい。

しかし、これは自分のとった行動への罰でもあると思っていた。

スカンジナビア航空は、定時に成田を出て、デンマークのコペンハーゲンに向かう。
機内では眠くなるものの、麻衣はずっと考え事をしていた。

少し考えては、涙をこぼし、また考えては、涙を流す。
それを延々繰り返す。

コペンハーゲンで飛行機を乗り換え、スウェーデンのストックホルムに到着したのは、夕方だった。
到着ロビーが、懐かしい。

ここで途方に暮れていた時に、裕哉が助けてくれた。

裕哉の真似をして、インフォメーションでバスのチケットを買う。

『Bus ticket, adult, single, please.(バスのチケット、片道で大人1枚お願いします)』
これだけで、十分、通じた。

そして、バスに乗って、ストックホルム中央駅へ向かう。

今回は、旅程を全部組み立てて、日本でホテルを予約してきた。

ストックホルムでは、裕哉と結ばれたホテルを予約した。

同じように、ホテルの前のハンバーガー屋で、晩ご飯を食べた。
部屋に戻り、シャワーを浴びる。

初めて裕哉に抱かれた時のことを、鮮明に思い出す。
思いだしながら、麻衣は、自然に手が股間に伸びてしまう。

裕哉は、麻衣のことを、“綺麗だよ”、“可愛いね”と言いながら、優しく抱いてくれた。
本当に、心から満たされるセックスだった。

今思えば、溝田とのセックスは、お互いの性欲を満たすだけのものだったように感じる。
裕哉に会えない寂しさで、完全に冷静な心を見失っていた。

翌朝、王宮へ行き、衛兵交代を見たりして、それからタクシーで港へ向かう。

裕哉と行った時は、ここからフィンランドのヘルシンキまで行き、そこからエストニアのタリン行きに乗り換えた。
麻衣は、これをショートカットして、ここから直行でエストニアのタリンに向かうフェリーを選択した。

もちろん、船室は、二等である。
いわゆる、雑魚寝部屋である。

チケットは、日本で購入しておいた。

船内は、部屋が雑魚寝部屋であること以外は、前回と同じで豪華な客船である。
船内には、いろんな施設があって、見て回るだけでも飽きない。

翌朝には、エストニアのタリンに到着する。

前回、裕哉がインフォメーションで予約したホテルも、麻衣は日本から予約しておいた。
そのホテルに向かって歩き始める。

太っちょマルガレータが懐かしい。
ホテルに到着すると、部屋が用意出来るのは12時過ぎだと言われる。

まだ、午前中なので、荷物をホテルに預かってもらい、旧市街の散策に出る。

坂道を上りきったところにある展望台。
ここで、裕哉に肩を抱かれてキスをした。

こんな美しい街並みを見ながら、最高のキスをした。

そんなことを思いだすと、麻衣は、また涙があふれ出した。

<こんな綺麗な景色とは裏腹に、私の心は、真っ黒だった>
と、思う。

ホットワインを飲もうと、カフェに入る。
もうかなり寒い時期になっているのだが、カフェの客は、テラス席で毛布を掛けて、飲んでいる。

テラス席に座ると、店員がメニューと毛布を持ってきてくれる。
寒い中、裕哉と一緒に飲んだホットワインを、ゆっくり飲み干す。

カフェを出て、ホテルに行き、チェックインを済ませ、部屋でくつろぐ。
小さなホテルで部屋数も少ない。

偶然にも、前回、裕哉と泊まった部屋と同じ部屋に案内された。

この部屋で、前回は、裕哉とセックスをして、、初めてイッた。
それまで、オナニーではイッたことはあったが、セックスでイッたのは初めてだった。

溝田とは、バイブでイカされただけで、セックスではイッてない。
やはり、裕哉とのセックスは、相性が良かったのだろう。



女子大生 麻衣の冒険2の最初へ 女子大生 麻衣の冒険2 9 女子大生 麻衣の冒険2 11 女子大生 麻衣の冒険2の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前