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母カルト
【熟女/人妻 官能小説】

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沈黙-1

【沈黙】

今夜もまた友達の旦那が私の上に乗って
腰を前後に揺らしている。
私はいつも通り目を閉じたまま
息が漏れ出そうなのを可能な限り堪える。

身体を密着させゆっくりと前後に動く友達の旦那は
肉の棒で私の女の内部をふんだんに耕すと
私のおっぱいを口に含み赤ちゃんのように吸い上げる。

これには思わず私も嘆息が漏れてしまう。
そんな私の反応を確認すると肉の棒は硬度を増し
奥の更に先を目指して膣道をかき分けた。

最奥へ到着した肉の棒は先端を尖らせ
私の隠された部屋の扉を数度小突く。

「うっ、ふっ」

この静かなノックに私は耐え切れず
毎回彼の太ももへ自分の足を絡めてしまう。

二人の完全な合体を確認すると
やがて彼は私に深く口づけし
私の手のひらに自分の手のひらを重ねて握りしめ
ラストスパートをかけてくる。

ズッ!ズッ!ズッ!

深夜の静けさの中で私と彼の肌が擦れ合う音だけが響く。
完璧に柔らかくなるまで耕された私の膣内は
彼のいきり立つ肉の塊を包み込み
最後の瞬間へ彼を誘おうとしていた。

「ううっ」

低い声を上げた彼の尖った肉の先端から
私の子宮の入り口へ向け遺伝子達が解き放たれる。
射精の間中ずっと彼が私の唇を貪っている。
お腹の下の方に熱い迸りを感じるのは悪い気分ではなかった。
必死な表情をしながら最後の一滴まで自分の遺伝情報を
私の子宮内に流し込もうとする彼が憎くなかった。


離婚して旦那の家から出なければならなくなった私は
次の住まいが決まるまで親友の家に置いてもらえることになった。
親友の旦那は快く了解してくれて
まだ子供の居ない家庭に活気ができたと喜んでくれた。

親友の家の一室を間借りして荷物を運びこんだ夜
寝ていると静かに部屋のドアが開かれる音がした。
電気を消した暗い部屋の中で私が寝ている布団の中へ
大きな影が忍び込んできた。
そして私の隣りに身を横たえ、私のバストに手を伸ばしてきたのだ。

暗闇の中で薄目を開けて見ても分かるそのシルエット。
私の胸を揉んでいるのは友達の旦那の手に間違いなかった。
その穏やかな息遣いと温もりを感じる大きな手。
正直、離婚した旦那とは何年もの間身体の接触がなく
人肌が恋しかったのもあったし
何かリアクションを起こすのが面倒くさかったのもあった。

静かに目を閉じて成されるがまま身を預けていた。
友旦那は私の寝巻をはだけさせ、唇で胸の突起を味見し
バスト全体を舌すじでなぞった。
何か母性本能をくすぐられるみたいで口元が緩む。

友旦那が私の下半身の密園に手を伸ばす頃には
私も随分と樹液を滲ませていたので
それに気が付いた途端、友旦那の息が荒くなり
必要最低限な程度に二人の大切な場所を露出させた時点で
互いの生殖器を合体させるのだった。

私はずっと目を瞑ったままだったけれど
心臓の鼓動は速くなり、呼吸の間隔も短くなっていたので
友旦那も私が起きている事には気付いていただろう。
けれど二人の間には暗黙の了解で会話が発生しなかったのだ。

久しぶりの男性器の侵入。
肉棒が深い場所まで到達すると二人が一つの存在になったみたいで
とても心強い気持ちになった。
必死に腰を動かす友達の旦那は経験豊富ではない様子だけれど
誠実な人柄が伝わってきて
私の中にずっと空いていた穴を埋めてもらえた気分になり
思わず声が漏れてしまう。

「うぅ・・ん」

友旦那は咄嗟に自分の唇で私の口を塞ぐ。
抱きしめ返したくなるのを必死に我慢し
私も久しく感じていなかった愉悦を噛み締めるのだった。

「うっ」

小さな呻きと共に友旦那の肉棒から
静かに静かに遺伝子が流れ込んでくる。
穏やかな汁液の流れは私の子宮を刺激し
新たな活気と生命力を与えてくれる。

友旦那が私から離れ、最後に優しく口づけをしてから
部屋を去った後、私も充足感と軽い疲労を感じながら
深い眠りへと落ちていくのだった。

次の日から週に何度も友旦那が私の部屋に通うようになった。
日中は互いにしがない会話をする同居者として振舞い
深夜は言葉以上に体を交わす番いとして欲望をぶつけ合った。
そんな奇妙な関係がしばらく続いていたのだけれど・・



「おめでとうございます」

ここ最近体調が優れず胸の辺りがムカムカしていた。
目まいや怠さも続いていたので何気なく近所のクリニックで診てもらったら
この予想外の事実を告げられたのだ。

いや、予想外な訳はない。
十分過ぎるぐらい大人なのだ。
こうなる可能性があることはよく理解できていた筈だった。
でも深夜あの部屋でのあの沈黙を破りたくはなかった。
どちらかが言葉を発すれば
互いに誤魔化していた全てが一瞬で散り去っていく気がしたからだ。

今日も、友達の旦那は私の上で荒い呼吸をしている。
私はいつもと違って少しだけ、お腹に負担がかからないよう
体を捻って彼の全体重がかかるのをかわしている。

前より敏感になったおっぱいを吸われているとき
今までとは違う愛しさに似た感情が湧き上がり
いっそ全て話そうかと考えるも、喉元で言葉は止まる。

いずれ必ず破られざるを得ない
脆くて儚い沈黙を今夜もまた続けていくのであった。



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