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後家と猿
【獣姦 官能小説】

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欲望の渦-1

 政井は最近は村の獣害対策の助っ人として山に罠を仕掛け猪や鹿、猿までも捕獲して殺傷する仕事についていた。
稼ぎは月40万を下らない、年金合わせれば50万を超すほどの所得を得ていた。
軽トラも新しく購入して羽振りの良い姿を自慢する男になっていた。
 「お〜い、いるか」
政井の声で裏で洗濯物を干していた房子が出て行くと猿の死骸を放り出した。
「罠に掛かっていた、役場に持ってゆく」
房子の胸は張り裂けそうだった。
「どうしたんですのこんな惨いこと」
「こいつらのおかげで畑が食い荒らされるからな、仕方ない」
「今夜旨い肉を買ってくるから楽しみにしてろ」
政井は死骸を積むと出て行った。

・・・・本当にどういう人かしら、いくら仕事でも惨すぎる・・房子は思った。

 その夕刻、政井は上機嫌で車から降りて来た。
「房子、和牛買ってきたぞ」
「・・・・」
「どうしたんだ、嬉しくないのか・・今夜はお前さんと楽しもうと思って来たんだ」
政井を避けるように振舞う房子に表情を険しくした政井は言った。
「何だ口もきけねえのか、こんな山奥で俺がいなかったら暮せねえんだ、ベンとかいう猿もそのうち退治してやる」
「ごめんなさい」
「まあいいだろう、さあ肉食わせてくれや」
乱暴な口調で言うと政井は居間に上がり込んでテレビをつけた。
今や政井は房子と呼び捨てにし政井のお陰でここに住めるのだという傲慢な態度を見せていた。
 房子は台所で調理しながら行く末に不安を抱いた。
これからも政井の欲望に従い肌を委ね生きて行くことは亡き夫にもベンにも申し訳ないと思った。
「政井さん出来ましたよ、どうぞ」
「そうか、あんたもここに座れ、今日はビールにしてくれや」
「はい」
房子は冷蔵庫からビールを出してコップに注いだ。
「なあ、これから俺と住まんか、こじゃあ不便だしあんたも寂しいじゃろ」
「私はここで結構です、夫の位牌や思い出がある家ですから」
「旦那か・・もう忘れろ、俺という男がいてお互いいい思いしてるじゃないか」
ビールを流し込みながらじろりと睨んだ。
「まあ急ぎはせん考えておいてくれ」

夏の宵は7時でも明るかった、政井はビール3本を空けて上機嫌で猟の話をし始めた。
「ベンとかいう猿を見かけたぞ、随分大きくなり今じゃボスだ、人間様の知恵もあり一目置く存在だ、いずれあんたに悪いが仕留める」
力が入っていた。
「政井さんベンだけは堪忍してください、お願いです」
「そうか、あんたの頼みじゃ考えないこともないぞ、さあこっちへ来い」
房子の腕を引いて抱き寄せた。
「フフフ後家もいいもんじゃ、しっかり仕込んである、この肉尻はどうだウズウズするわい」
房子の尻を撫でながら言った。
「政井さんこんな所で、ダメです」
「何を言う・・さあ来い」
房子を抱きすくめると白いブラウスのボタンを外しにかかっていた。
「ベンを助けたいなら駄々をこねるでない」
「・・・・」
「こんな山奥の一軒家お前と俺だけだオッパイ揉ませろや」
政井はブラジャー外した。
「大人しく抱かれろ、悪いようにはせん」
「こんな所でいやです」
「つべこべ言うな」

「いや〜・・やめて」

 ウム ウム ウム  乳首を咥えた。

「もう堪忍しろ」
政井は器用にズボンのベルトを外して褌の脇から覗かせた。
「さあ握って大きくしてくれ」
いつもの要求をねだった。
「早くしろ、お前だって元気なチンポが欲しいんだろ」

政井の今までの親切は自らの欲望を得るための手段であったことを房子は悟った。
・・・もう嫌・・・ベンに逢いたい

 その頃ベンは群れから抜けて房子の家の近くの木から明かりを見つめていた。
・・どうしているだろうか、逢いたいけどな、軽トラがあるからあの政井が来てる・・

あの日以来ベンは房子から離れて群れに入っても、時々山里に来ては房子の元気な姿を確認して戻っていくのだった。

 しかし今、政井に房子もベンも危機の曝されているのだった。




 








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